こんにちは、ゆるみみです!
平屋を建てることを考えたとき、多くの人が積水ハウスをオススメすることを耳にするでしょう。
実際にどのような平屋ができるのか、値段は高くないのか気になりますよね。
私たちも平屋に強いという評判から、積水ハウスに興味を持ちました!
そこで本記事では、積水ハウスの平屋について詳しく解説し、実際に積水ハウスで平屋を建てた我が家を実例としてご紹介したいと思います。
平屋ならではの間取りアイディアや、実際の住み心地についてもお話します。
積水ハウスや平屋に興味のある方はぜひ読んでみてください。
・積水ハウスは平屋に強い。平屋率は20%超え。
・平屋を生かした我が家の間取り・工夫を大公開
・動線がシンプルになる一方、家族の生活音には注意
近年平屋は増えている
本題に入る前に、ここ最近の平屋事情をご紹介します。
ご存知の方も多いかもしれませんが、平屋を建てる方が年々増えています。10年前と比較して平屋の着工棟数が実に1.8倍の伸びに。
2021年だと約13%、8軒中1軒が平屋の計算に。
近所を歩いていても、平屋を建設しているところをよく目にするよ。
老後を見据えたワンフロアで効率のよいプランを作りやすい、コロナの影響で郊外の広い土地でのびのび過ごしたい需要などが増えているのでは?と予想しています。
平屋ブームに合わせて、各社平屋の商品を積極的に打ち出しています。今後もっと平屋が増えていくかもしれませんね!
積水ハウスの平屋について
積水ハウスの平屋率は20%以上で、大手ハウスメーカーでもTOP3に入るほど多くの人に選ばれています。
もともと積水ハウスでは、間取りの自由度が高い鉄骨構法「ダイナミックフレーム・システム」や木造構法「シャーウッド構法」と呼ばれる構造を採用していますが、さらに平屋では2階の重量がないため柱による制約が少なく、ワンフロアの大空間を実現できるのが魅力です。
我が家の柱なしの35畳LDKを実現できたのも積水ハウスならでは!
平屋の商品としては平屋の季(とき) と里楽(りらく) の2種類です。
大きな違いは、平屋の季(とき)が鉄骨住宅、里楽(りらく)は木造住宅になります。
性能、デザイン、間取りの自由度などはどちらもそれほど変わりません。選べる外壁材の種類が異なるので、外観で選ぶ人が多いような印象です。
我が家では「ベルバーン」という焼き物の外壁材が好みで、木造の里楽を採用しました!
我が家の平屋ならではのアイディア
積水ハウスで平屋を建てた経験からいうと、間取りもデザインもかなり自由自在に家づくりできます!
内容によっては痛い出費を伴うこともありますが…(笑)
我が家は平屋を最大限生かした家で、特にこれは平屋だからこそ!という3点についてお話しします。
①子供部屋をLDKに併設
私たちのように子供がいないうちに家を建てる夫婦も多いと思いますが、子供は将来どうなるか分からないもの。
子供部屋が足りないのはちょっと…と、とりあえず予定している人数分だけ部屋を作っておくケースが多いと思うのですが、実際の人数によっては全く使わない可能性もありますよね。
そのため、子供部屋は他の用途にも使えるようにしたいという要望は強く伝えていました。
そこで提案されたのが、平屋ならではの特性を生かした大胆な間取りでした。
個室としては1つだけ作っておき、もう1つは壁で仕切らずにLDKに繋げる形です。壁補強だけ入れておき将来的に壁を立てて部屋を仕切れるようにしてあります。
子供が生まれても大きくなるまでのこの先10年は壁なしで使えますし、子供が1人だけでも空き部屋を作ることなくLDKとして使い続けることができます。
結果的に、併設した子供部屋を合わせるとLDKは約35畳の大空間となり、子なしの今でもヨガなどフリースペースとして有効活用できています。
住宅メーカー選びの段階でこのアイディアに衝撃を受け、 積水ハウスの株が自分の中で爆上げしました!
②平屋ならではの深い軒
里楽の標準1.3mの軒に対し、2.4mの深い軒を出しました。これだけしっかりと軒を取れるのも平屋のおかげです。
木目の軒天を採用して室内も木質天井で同一方向に合わせて板を張ることで、 外への抜け感も抜群です。
これだけ軒がしっかり出ていると日射コントロールにも効果的で、夏には直射日光を遮ってくれる一方、冬には太陽光を家の中にまで届けてくれて、1年を通して家の中を快適な空間に保ってくれます。
③L字配置で外からの視線カット
せっかく大開口窓、広く開放的なウッドデッキを作ったとしても、道路からの視線が筒抜けだと気になってしまいますよね。
我が家は畑に囲まれており、視線が抜ける気持ちのいい立地である一方、何も考えずLDKを南側にとると道路から丸見え状態でした。
ロールカーテンをずっと閉めておくのはもったいないので、なんとか視線を気にせず解放感あるリビング生活を実現したい。
そのため、建物をL字にして西側道路からの視線を遮ることで、カーテンを開けっ放しにできる大開口窓を確保しました。
LDKの視線を遮れるほどしっかりと建物をL字にできるのも、平屋ならでは♪
実際に住んでみた感想
ここからは、引き渡し後約半年間平屋で暮らしてみて感じた良さ、またデメリットをお話ししたいと思います。
結論的には良さが9.5割以上を占めており、平屋にして大正解だったと思っています。
良かった点①生活動線がシンプル
よく平屋のメリットとしても挙げられていますが、生活動線は楽すぎてこれだけで平屋の価値ありです。
特に、朝起きて階段を使わずすぐ洗面やリビングに出られる瞬間は最高!
一番離れているリビング~洗面所でも約3秒くらいで行き来できるので、家の中の移動に全く負担を感じません。
洗濯動線にいたってはほぼ最短を実現。「 服を脱ぐ→かごにいれる→洗濯する→干す→しまう」という一連の作業が非常に短い動線で完結するような形になっています。
良かった点②大開口窓×長い軒が心地よい空間を作る
我が家の間取りでも紹介したLDK南面に接する2.4mの深い軒と、6mの大開口窓。
外に開けた開放感のある空間でゆったりする時間は、何にも代えられない心地よさがあります。
良かった点③フルフラットで将来性がよい
フルフラットな空間は、老後のことを考えても安心感があります。そもそも段差がほぼないので、大きなリフォームなしで老後も快適に暮らせます。
今はフルフラットの恩恵にあずかって、ロボット掃除機が大活躍!
平屋はメンテナンス性でも優れています。
例えば10年に一度必要な外壁塗装では通常足場を組む必要がありますが、平屋では足場が不要なケースも多いでしょう。
足場代も一般的には20万~30万円程度かかるのでバカにできません。
さらに2階建てだと2階にも水回りやエアコンなどの設備があり定期的な修繕が必要ですが、平屋ではこれも不要なので費用面でも助かります。
次は、平屋ならではのマイナス面も書いていきたいと思います。
気になる点 ①生活音はどこにいても響く
間取りに左右される部分もありますが、我が家は広いリビングを中心としており、抜け感や開放感のある家づくりがコンセプトのため、必要最小限の間仕切りしか設けていません。
そのため足音や流水音などで、だいたい家族がどこらへんにいるのか、というのは常に気配を感じています。
私たちは家族の雰囲気を感じられる・家族の距離感が近い生活をしたかったのでマイナスには感じませんが、家族といってもプライバシーを保ちたい人は、部屋の配置を工夫したり間仕切りをしっかりと設けるなど対策が必要です。
気になる点②費用が高くなる
同じ坪数の2階建てと比較すると、基礎や外壁材、屋根が多く必要になることから間違いなく高くなります。
ただ、階段が不要だったり廊下を減らしやすいことから、少ない坪数でも希望する生活を手に入れることができる上、メンテナンス費用は少ない傾向にあります。
一般的に2階建ての坪数と比較して、平屋は5坪分引いた費用と同程度といわれることが多い気がします。
とはいえ、それでも平屋の方が高くなるケースが多いような感覚です。
気になる点③防犯上の懸念がある
すべての窓が1階に集約されるので、侵入経路が増える分リスクとしては上がります。
ただ、平屋か2階建てかに関わらず、高い塀で覆われていたり、周囲が暗くて人影が目立ちにくいほうが危険度としては勝るのでは?というのが個人的な意見です。
間取りで工夫できる部分もあり、我が家は不要な窓はそもそも付けない、使用頻度の低い窓は天井近くに横長窓をつけて侵入しにくいようにしています。
不要な窓は断熱性能を落とす原因にも!
他にも、防犯カメラをつけたり、踏むと音が鳴る砂利を敷くなどいろいろな対策が取れるので、防犯上のことを考えて平屋を諦めるのはもったいないというのが個人的な考えです。
おわりに
今回は、私たちの体験談をもとに積水ハウスの平屋についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
家づくりを検討し始めた本当に当初は、2階建てもよさそうと思っていた時期もありますが、間取りの計画が始まって以降今このときまで、平屋以外考えられないくらい後悔はありません。
大空間リビングがとりやすくフルフラットなので、今後子育て、老後とライフステージが変化していってもずっと住み続けられるという安心感も大きいです。
実際に積水ハウスで家づくりしてみて、平屋ならではの提案をたくさんしてもらえたので、土地が狭いけど平屋を建てたい、予算内で満足のいく平屋は建てられるか、など気になることはアドバイスをもらいながら検討してみることをオススメします!
他にも平屋や積水ハウスでの家づくりの情報を発信していますので、ぜひ見てみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!