こんにちは、ゆるみみです!
家づくりをしている人は、「積水ハウス」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?
価格が高い、なんとなくカッコイイ家になりそう、よくCMで見る…等々あると思います。
でも、実際に建てた人がどういう良さを感じたか、いまいちだと思ったのはどのあたりなのか気になりますよね?
今回は、2022年12月に積水ハウスで注文住宅を建てた私たちが、実際に感じた積水ハウスのメリット・デメリットについてまとめたいと思います!
リアルな生の声をたくさんお届けします!
積水ハウス(大手)だし価格も高いのでどうしても期待値が高くなってしまい、理想と現実にガッカリする点はありました。
…が、総じてレベルが高く「もう一度建てるとしても積水ハウス一択」と思うほど大満足しています。
積水ハウスを検討中の方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!
・積水ハウスで家づくりしている人
・積水ハウスと契約しようか迷っている人
・住宅メーカー選びをしていて、積水ハウスについて興味がある人
積水ハウスの特徴
簡単に積水ハウスについてご紹介します。
もう知っているよ、という方は読み飛ばしてください!
「家に帰れば、積水ハウス」のCMでお馴染みに積水ハウス。
住宅販売戸数、売上高ともに業界トップレベルで、圧倒的なブランド力があります。
木造住宅と鉄骨造住宅のどちらにも力を入れている住宅メーカーでもあり、それぞれ最適な構法を生かして高い耐震性と間取りの自由さを両立しています。
手厚いアフターサービスや、デザイン性の高さも人気の理由の一つです。
社内で厳選された建築士に「チーフアーキテクト」の称号が与えられることからも、建築士たちが切磋琢磨して、設計・デザイン力のスキル向上に磨きをかけていることが伺えます。
より詳細については、注文住宅情報サイト「ミライイエ」にて記事を執筆していますので、よろしければ合わせて読んでみてください。
積水ハウスで建てて分かったメリット
それではまずはメリットからお話します。
※クリックすると各項目へ飛べます。
①担当者の能力がずば抜けて優秀
さすがは業界トップレベル企業の担当者!と思わせる、きめ細やかな対応でした。
正直これだけで高いお金を払う価値があります!!
優秀な営業マンが飛びぬけている
幸運にも東海地区No.1営業マンに担当していただいたのですが、他社と比較しても圧倒的な提案力・対応力でした。
人間的にもとても信頼できる方で、無理な契約交渉を要求されなかったり、営業マン自身が間違っている部分は素直に認めて、別の機会に挽回してもらったりと、真摯な対応も好印象でした。
積水ハウスの技術を自信をもってオススメしてくれる一方で、他社を絶対に悪く言わない姿勢も素敵でした。
この人の提案なら間違いない!と、迷うことなく2人3脚で家づくりできたから今の家があるといえるほど。
トラブル時の即座の対応も非常に心強かったです。
特に優秀な営業マンは社内でも求心力があるので、設計士やICさんも優秀な方を担当につけてくれる傾向にあります。
我が家を担当した営業マンはご紹介可能なので、コメント・SNSでお声がけください!(愛知県内の方)
⇒X(Twitter)へのリンク
IC(インテリアコーディネーター)さんも超優秀
営業マンのツテで優秀なICさんが担当となり、安心しきって家づくりをお任せできました。
私たち夫婦はなんでも徹底的に調べるタイプなので、調べる中である程度の知識が勝手に増えてしまうのですが(笑)、それでもICさんの知見や提案には驚くものばかり。
特に終盤では予算が大きく課題になっていたので、「これを変更すると〇円コストダウンになる」「高見えするからこれで十分」など、1万円でも予算に近づけるため親身な提案をしてくれてありがたかったです。
チーフアーキテクトが神提案をしてくれる
これまた営業マンのツテでチーフアーキテクトを担当につけてもらいました。
チーフアーキテクトは社内で上位8%しかいない超優秀建築士です。
すべては営業マンがはじまりなので、感謝してもしきれない!
こちらがどのような生活をしたいかをうまくくみ取り、間取りや設計に落とし込んでいくデザイン力や提案力には圧巻です。
ファーストプランから、期待以上のドンピシャ提案を受けてビビッときました。
玄関は玄関、リビングはリビング、と分けて考えるのではなく玄関空間とリビング空間をあいまいにして,
一つの大きな空間として捉える設計は秀逸でした。
モデルは、積水ハウスのHPで宣材としても使われているチーフアーキテクトの自邸でした。
プランを詰め始めてからは予算感も意識しながら細かいところまで緻密に設計してもらい、改めてチーフアーキテクトがいかにプロ集団なのかを思い知りました…。
また、細かな部分でノイズを見せない気遣いがプロ。
挙げ始めたらキリがないので一例です。
・コンセントの色を壁に合わせる
・窓は壁をふかして下をつなげる
・ロールスクリーンは天井に折り上げて隠す
②シャーウッド構法が優秀
積水ハウスは木造も鉄骨造も性能が大きく変わらないですが、どちらを選ぶかで外壁材が変わってきます。
我が家の好みは外壁材「ベルバーン」だったので木造となりましたが、木造に使用されているシャーウッド構法も超優秀!
木造の話をしますが、鉄骨造も似たことができると思われます。
高い耐震性を誇る
シャーウッド構法は、伝統的な木造軸組構法をベースにしています。
木造だと鉄骨のように溶接ができないので、一般的に接合部の強度の弱さがデメリットなのですが、独自の技術で接合部分を強化しています。
地震に強く、国に指定された評価機関では木造軸組構法で唯一型式取得していることからも、安心感がありますよね。
ベルバーンが美しい
外壁材のベルバーンですが、焼き物ならではの味わい・色合いがとっても素敵です。
見た目だけでなく、焼き物なので高い強度を誇り、メンテナンス性が優れているのもポイントが高いところ。
長くキレイに保てるなんて最高!
間取りの自由度が高く、柱がない大空間が作れる
高い耐震性能を持ちながら、間取りも自由度高く設計できます。
例えば我が家だと、LDKは隣の壁を立てていない子供部屋と合わせて、実質約35畳の大空間です。
これだけ広い空間なのに、ノイズとなる壁や柱は一切ありません!
③住まいの参観日で実例がたくさん見れる
積水ハウスでは「住まいの参観日」というイベントで、定期的に実際に引き渡し前後の実例を見る機会が提供されています。
住宅メーカーを検討中の方が「積水ハウスではどんな家が建てられるんだろう?」と自分の目で確かめられるのはもちろん、積水ハウスで家づくり中の人もインテリアや設備を参考にするいい機会です。
実例なので、リアルな積水ハウスが分かる貴重な機会!
これ以外にも施主の家や担当者の自宅を訪問したりして、実物を参考にしながら安心して家づくりができます。
④設備のメーカー縛りがない
標準仕様としてキッチンはこのメーカーから選んでください、というような制約がありません。
純粋に一番いいと思ったものを気兼ねなく採用できてよかったです。
⑤住宅ローン、火災保険もまとめて申し込める
住宅ローンを積水ハウスが提携する銀行で契約できたり、火災保険に積水ハウスオリジナル商品(「SHA GUARD」)があって、積水ハウスを窓口としながら申し込みが可能です。
しかもうれしいのが、どれもお得感が高い!
火災保険では、信頼できる営業マンが私たちに合いそうなプランをいくつか提案してくれて、すごく参考になりました。
結果、住宅ローンはおそらくほぼ最もよい金利条件で申し込みができ、火災保険も必要なところをきちんとカバーした無駄のないプランを選ぶことができました。
⑥アフターサービスが充実
大手はアフターサービスの良さを売りにしていることが多く、期待している部分は大きかったのですが、実際にしっかりとサポートしてくれます。
引き渡し後のサポートは手厚い
引き渡して数か月以内に気になったキズや汚れについては、すべてこちらが満足するまで対応してくれました。
床に糊が残っていたり巾木のキズはもちろんですが、コンセントの奥から空気が漏れていて断熱が保たれていないとか、こちらが付けたキズでも対応してもらえました。
細かい点まで気になってかなりの数対応をお願いしましたが、各分野の業者総出で1日がかりで修繕してくれたことも(笑)
ただ担当者次第でお願いしすぎると断られることもあると聞きました…。
メンテナンス費用が安い
こちらは将来的なことなので実際にどれくらい安いかはまだ分かりませんが、期待できる根拠が2つあります。
1つ目は、外壁や構造躯体と雨水の侵入を防止する部分について、業界でも最長クラスの30年保証を提供していること。
2つ目が、メンテナンス費用のかかりやすい外壁が60年以上の耐用となっていることです。
人生100年時代といわれるように、長い人生です。メンテナンス費用の心配なくキレイな家に住み続けることができます。
デメリット
積水ハウスの良い面ばかりお話してきましたが、もちろんデメリットもあります。
①金額が高い
積水ハウスのデメリットとして真っ先に挙がるのがこれ。事実、高いです!!
ですが、建てたら高い理由にも納得いきます(笑)
いいものには相応の費用がかかるものなので、ある意味当然なのです。
一般的に高いと言われる大和ハウスと相見積もりしたときも、数百万の見積の差がありました。
ただその差額を上回る提案力と対応、担当者のレベルの高さから最終的には積水ハウスを選んでいます。
②優秀な人は多いが、合う合わないは相性次第
これはどのメーカーでもあることですが、積水ハウスでももちろん(?)あります。
私たちの場合だと、営業・設計・ICなど着工前にかかわる人は素敵な人ばかりでした。
優秀な営業マンが集めたメンバーだから、というのもあると思います。
ですが、現場監督、カスタマーサポート…と後工程に進むに連れて、対応に疑問を持つことが増えてきました。
さらに、家づくりする中で担当以外の営業マンにも接する機会が多々ありましたが、自分たちには合わなかっただろうなあという方も正直いました。
表面的なところしか知らないのもあると思いますが、結局相性も大事ですよね。
絶対に家づくりを失敗したくない!素敵な家を建てたい!という方は、東海地区No.1営業マンを紹介可能ですので、Xで連絡頂ければと思います!
③断熱気密は可もなく不可もなし
我が家の断熱スペックは以下です。
断熱等級:5(Ua値 0.48、ほぼ等級6)
※高気密施工でなく積水ハウス標準仕様。
※気密は測定していないので不明。
断熱等級だけ見るとほぼ等級6なので、夏は涼しく冬は暖かい生活が送れるのではと期待していました。
エアコンはLDKと寝室の2台だけで、普段は大空間LDKの1台で全館空調的に活用しています。
仕切りの少ない間取りなので、全館空調のようになります。
実際の室内の快適性はというと…
夏:基本的には快適。リビングは空調が効いて少し寒い、一番離れた洗面は暑い
冬:総じてやや寒い。24時間エアコン稼働させるも、洗面は寒い
これは、決して積水ハウスの性能が悪いということではなく、我が家の間取りとエアコン位置の関係が悪いことが一番の原因です。
ですが、大手だから高気密高断熱!と盲信すると、少しギャップがあるかな…と思います。
積水ハウスで快適な家が建てたいのなら、間取りの工夫や断熱・気密性能の追加オプションも検討してみてください。
④施工は完璧を追い求めすぎると足りない
数千万円を払ってるんだから施工も完璧なはず!と大きな期待を抱いていました。
積水ハウスは安定した施工を提供するために、100%出資したグループ会社「積水ハウス建設」が一括施工管理をするほど。
高いレベルの施工が期待できる…!
ただ、家は一品モノかつ人間が施工します。
完璧はなく、どうしても間違いや施工不良は発生してしまうことを家づくりを通して痛感しました。
完璧主義で神経質になりすぎると自分がつらくなるかも…。
ただ、現場監督が厳しくチェックしてくれて、引き渡し後も気になる部分は無料で修正してくれるので、今思えば過剰に心配しすぎなくてもよかったです。
おわりに
今回は、積水ハウスの施主目線で今だから分かるメリット・デメリットを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
みなさんがもともと思っていた積水ハウスのイメージ通りだったところも、ギャップもあるかと思います。
私たちは積水ハウスで建てて本当によかったと思っていますが、こだわりや大切にしたい部分によっては、他のメーカーのほうが合っていることもたくさんあると思います。
本記事で、表面上だけでないリアルな積水ハウスを少しでも知ってもらい、今後の家づくりやメーカー選びに役立ててもらえるとうれしいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!