こんにちは、ゆるみみです。
さまざまな住宅メーカーがある中で、私たちは最終的に積水ハウスとダイワハウスを比較検討して、2021年11月に積水ハウスと請負契約しました。
本記事では、どのような視点で住宅メーカーの選択肢を絞り、なぜその2社で検討したのか、またダイワハウスをやめた理由についてご紹介したいと思います。
住宅メーカーってたくさんあってどうやって選んだらいいか分からない
そんな方に、一例として私たちの住宅メーカー選びを参考にしてもらえれば幸いです。
我が家の絶対条件を考える
どの住宅メーカーを検討しようか悩んだ時に、まず自分の「絶対条件」を考えました。
たくさんの住宅メーカーがありますが、各社強みや特徴はバラバラです。私たちの場合は、これは絶対に譲れない!というポイントを洗い出し、各社の特徴と照らし合わせることで私たちの理想の家づくりができる住宅メーカーは限られていることを知りました。
下調べに時間はかかりますが、確実に住宅メーカーを絞れるのでこの方法はおすすめです。住宅展示場などで条件に合わない住宅メーカーの話を聞く無駄な時間は避けたいものです。
具体的には以下のような条件から、当てはまる住宅メーカーを割り出していきました。
①老後まで安心して暮らせること
家は人生に一回の大きな買い物になるので、長く大切にいつまでもいい状態を保って暮らしたいというのが私たち夫婦の共通の思いでした。
家の安全性や耐震性能はどのメーカーも注力していてアピールされているので、どこでも変わらないように見えますが、調べるうちに大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーには一定の差があることが分かりました。
大手ハウスメーカーは坪単価は高いですが、最新工法や耐震構造に優れている上に、長期保証などメンテナンスが充実していることが多いです。値段だけのことはあるということですね。
そのため、まずは安心を最優先して大手ハウスメーカーに決めました。
地元の工務店や中堅メーカーは残念ながら検討範囲外でした
②大開口窓で開放的なリビング空間を作れること
「家族が自然とつながれる空間」がある家がコンセプトの中心だったので、開放的な気持ちいいリビング空間を作りたい思いが強くありました。
そのためには、家の中と外とのつながりを感じられ自然光の明るさをたくさん取り入れられる大開口窓を設置したり、広い空間を確保するために柱が少なくても耐えうる強い構造体に強みのあるメーカーが必須でした。
住宅には素材や構造体によって異なるいくつかの工法があります。例えば日本の伝統的な建築方法である木造軸組工法は、費用的には安くすむものの、ある程度柱の力によって強度を確保することが必要になるため大空間を作りにくいです。これらはアイフルホームやタマホームで主流の工法となっています。
また、セキスイハイムやトヨタホームは工場でボックス型のユニットを生産して現場で組み立てるユニット工法を用いていますが、ボックスには一定の規格があり間取りの自由は制限されます。
私たちの理想とするリビングが技術的に可能そうだったのが積水ハウス・ダイワハウス・住友林業・三井ホーム・パナソニックホームズの5社でした。
③平屋に強みを持っていること
私たちは平屋に強く魅力を感じたため、早い段階で平屋にしようと決めていました。
そのため、平屋に定評や実績のある住宅メーカーかどうかを重視しました。
その結果、①、②、③すべてを満たす住宅メーカーは住友林業・ダイワハウス・積水ハウスだったため、これら3つのメーカーを検討候補としました。
住友林業はなぜやめたの?
積水ハウスに決めた5つの理由の記事でも触れていますが、こちらは残念ながら営業マンとの相性が合いませんでした。
住宅メーカーがどれだけ魅力的でも、結局私たちも人なので「この人から話を聞きたい!」「相談してみたい!」と思えないと先に進む気にはなれません。3社同時で話を進めるのが大変だったのもあり、潔く候補から外すことにしました。
ダイワハウスはなぜやめたの?
ダイワハウスのプランは魅力的で最後の最後まで悩みました
以下はそれぞれ2社の比較ポイントです
①メーカーとしての魅力
これはほとんど積水ハウスとダイワハウスで優劣がつくほどの差はないと考えました。
どちらのメーカーも十分な実績と定評があります。積水ハウスは住宅着工棟数No.1であり平屋専用の商品もありますが、ダイワハウスでも自分たちの理想とする家を建てるには十分な技術力があると思い、メーカーによる良し悪しは判断基準となりませんでした。
②担当者の提案力
ダイワハウスは落ち着いた雰囲気の営業マンと、営業マンイチ押しの設計士が担当となり、提案力としては十分なものでした。ただ積水ハウスの担当者からの提案が期待以上だったので、積水ハウスのほうが優れていると優劣付けました。
主にこのように感じたのは以下2点が原因だと思っています。
- こちらからの要望をそのまま反映させた間取り
- 毎回複数の間取りを提案
①はダイワハウスは良くも悪くもこちらが要望した通りの提案で、それを超える提案はなかった印象です。これはダイワハウスの提案力が低いというよりは、積水ハウスの提案が良すぎたことに尽きると思います。
②も積水ハウスとの比較にはなってしまいますが、積水ハウスは毎回1つの提案で心に響くほどの感動がありました。それに対し、ダイワハウスは「3つ作ってみましたが気に入るものはありますか?」という形での提案が多かったです。
いろいろな間取りの可能性を見せていただきありがたかったのですが、こちらの求めるものを的確に捉え提案に結び付けた積水ハウスには勝てませんでした。
私たちが感動した積水ハウスのファーストプランはこちらをご覧ください。
③価格
2社とも大手ハウスメーカーの中でも業界トップレベルということもあり価格も高かったのですが、それでも積水ハウスはダイワハウスより約300万円ほど高かったです。というか正確には同じ予算で伝えていましたが、積水ハウスはそれを無視した形で提案していました。
家づくりにはしっかりとお金をかけたかったので、はじめからある程度予算は積んでいました。その中での積水ハウスの予算を無視した提案は厳しい部分もあり、価格面では伝えた予算内でベストな提案をしてくれたダイワハウスに良い印象を抱きました。
積水ハウスの提案力を信じた!
ダイワハウスの担当者は誠実で信頼でき、価格的なメリットも大きかったのですが、結論としては私たちは積水ハウスの提案力を優先しました。
最悪お金は後から貯金したり欲しいものを我慢してやりくりできますが、積水ハウスの優秀な担当者はここで逃すと一生後悔すると思いました。今でも自分のこの選択は間違っていなかったと自信を持って言えます。
おわりに
私たちがどうやって住宅メーカーを絞ってきて、最終的に積水ハウスに行きついたのかをご紹介しました。
私たちの最終的な決め手になったのは「人」でした。担当者が大事とは家づくり前から聞いてはいたものの、こんなにも担当者によって住宅メーカー選びが左右されるとは正直思ってもいなかったです。
住宅メーカーの探し方はいろいろな方法があると思うので、必ずしもみなさんに私たちの方法が合うとは限りませんが、何をしたらいいか分からないという方はぜひ一回試してみてください。家の絶対条件を考えることは、住宅メーカー選びだけでなく家づくりをする上でも、軸となる大切なものです。
本記事が、あなたの住宅メーカー検討のお役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!