こんにちは、ゆるみみです!
私たちは2021年11月に積水ハウスで請負契約し、2022年7月に着工。そしてついに12月に引渡し予定です。
そして、引渡しの前に「竣工検査」と呼ばれる、家づくり最後ともいえるイベントが発生します。
ただ、「竣工検査」と聞いても、何をするものなのか、注意することはあるかなどあまりイメージできませんよね。
私もはじめは検査だから何か不具合などをチェックするのかな?という程度のイメージでした(笑)
本記事では、竣工検査を終えたばかりの私たちが、竣工検査の実際の流れや所要時間、また実際にチェックした項目についてお話します。
住宅メーカー・担当者による違いがある可能性があります。参考として見ていただけると幸いです!
・竣工検査のタイミングや流れが理解できる
・竣工検査は設備の操作説明と不具合のチェックがメイン
・気になったことは遠慮せずに何でも指摘・聞いた方がいい
竣工検査(施主検査)とは?
竣工検査とは、住宅メーカーが工事を終えていざ引渡しを行う直前に、施主と住宅メーカー(主に現場監督)が一緒に最終チェックを行うことを指します。
主なチェック項目としては以下のものが含まれます。
・仕様通りの施工となっているか
・傷や破損、不具合などはないか
・設備機器は正常に動くか
竣工検査のタイミング
竣工検査は建物工事完了後、引渡し前のタイミングとなり、私たちは引渡し日の1週間前に行いました。
今話しているのはココ!
竣工検査から引渡しまでの1週間で、竣工検査時の指摘項目の修繕と最終クリーニングを行います。
晴れて引渡しです!
竣工検査当日の流れ、所要時間
実際の当日の流れは以下の通りです。全体を通し、所要時間は約2時間でした。
①事前指摘項目の確認
②設備の操作説明
③現場で微調整が必要な残工事のすり合わせ
④傷のチェック、修繕項目の確認
それぞれ具体的にどんなことをしたのか、簡単にご説明します。
①事前指摘項目の確認
私たちは元々住んでいたアパートから新居が近かったのもあり、工事中は頻繁に現場の様子を見に行っていました。
竣工検査前からリビングのクロスの不陸が気になっており、事前に現場監督に伝えていたため、竣工検査時に改めて一緒に確認を行いました。
リビングの東側一面、プロジェクターを映す予定であえてエアコンや窓など何もない壁にこだわった場所でしたが、石膏ボードの継ぎ目が明らかに見えてしまう状態でした。
南の大きな窓からたくさんの太陽光を受けるこの東面の壁は、光が差し込めば差し込むほど継ぎ目が目立つという残念なことに…。
クロスが薄めなので、光が当たるとどうしても目立ちやすくなるらしいです。
現場監督からの提案により、不陸が目立ちにくい少し厚手のクロス(柄は限りなく近いもの)で施工し直してはということでサンプルも見ましたが、1面だけ違うクロスになる違和感にどうしても納得できず。
現場監督にも交渉して、同じクロスでできる限り不陸を改善できるよう再施工をお願いしました。
クロスが薄くて不陸が目立つ可能性があると事前に聞いていたら納得できましたが…。薄めのクロスを採用したことすら知りませんでした。
提案された厚手のクロスは、薄手のクロスとほぼ見た目上違いはなかったです!ゆるみみは許せなかったみたいだけど(笑)
②設備の操作説明
事前に指摘していたクロスについて一件落着したら、設備の基本的な操作説明を受けます。
担当者によって、説明のボリュームにはけっこう差があるみたい(笑)
- キッチンまわり
・IH
・レンジフード
→お掃除方法も軽くレクチャー。
・食洗機
→試供品の食洗機用洗剤を何種類かもらいました。食洗機専用の洗剤あるのすら知らなかった…。
- HEMS、太陽光
非常用コンセントのON・OFF切り替えなども説明。
- 床暖房
温まるまで30分~1時間かかるらしい。タイマーも有効活用してねとのこと。
- エアミー
換気システムとは繋がっていないので、普通の空気清浄機と同じ働きになりますよ、と説明。
- 換気システム
エアミーとの連携ボタンがあるけど、うまく機能せず使えないボタンになっているらしい(笑)
- 玄関
電子錠の使い方レクチャー。
- 窓の開閉方法
- お風呂
こちらもお掃除方法についても説明がありました。
- 給湯器(エコキュート)
引渡し後にメーカー担当者から説明があるようなので軽めに聞いて終わり。
- 洗濯機の排水ホース
…とこんな感じでひととおり説明を受けましたが、正直ほとんど覚えていません(笑)
現場監督の話では、みんな覚えていないので、困ったら聞いてくださいとのことです(笑)
一応、引渡し後には説明書一式が入った分厚いファイルがもらえるので、 後からじっくり読み込むことはできます(一応)。
③現場で微調整が必要な残工事のすり合わせ
一般的かどうか分かりませんが、私たちは打ち合わせで決めていなかったような細かい部分を竣工検査ですり合わせしました。
①トイレのペーパーホルダーの位置
我が家のトイレ棚は長さが異なる2枚の板で作っています。
上の板の下側にペーパーホルダーを上付けで設置するのですが、手前か奥かどの位置にペーパーホルダーをつけるかを、実際に合わせながら決めました。
微妙な違いですが、デザイン的に少し奥にしたほうが収まりがよかったため、それでお願いしました。
余談ですが、上付けタイプのペーパーホルダーは種類がかなり限られるので要注意です。本来は真鍮製のホルダーが良かったのですが気に入るものがなく黒色のホルダーとしました。
②トイレリモコンの取り付け位置
トレイリモコンをトイレの棚のある面につけるか、壁面につけるのかを決めました。使用頻度や使いやすさがいまいちイメージしずらかったため、一旦固定せず棚の上に直置きにしました。
実はこのアイディア、インスタで見つけたものです!
1か月点検時に固定することもできるということなので、しばらくこのまま様子見したいと思います。
④傷のチェック、修繕項目の確認
傷や不具合をチェックして、最後に引渡しまでの修繕項目の確認をとります。
大きな傷がないか、明らかな不備・不足がないかを中心に、小傷も気づいたところはチェックします。ポイントとしては、どんな細かいことでも絶対に伝えておいたほうがいいです。
細かい人だと思われないか心配になるのも分かりますが、「しっかり見る人」という印象を持ってもらうほうがきちんと対応してもらえると思っています。
私たちも指摘してみて、「これは仕様です」と言われた部分もあるので、気になったことは聞いてみるのがオススメです♪
図面と一致しているかどうかは、頻繁に現場に足を運び確認していたため、竣工検査では特に見ていません。
私たちは以下の点を修繕項目として現場監督と合意をとりました。
・トイレのねじの頭がクロス上からも目立つ
写真だと分かりにくいですが、石膏ボードに打たれたねじ部分が、クロス上からもハッキリと分かるほどでした。場所が照明に近いこともあり、余計に目立ってしまいます。注射器で補修材を注入して直してもらいます。
・巾木
我が家は積水ハウスのスリム巾木(幅が狭いタイプ)を採用していますが、欠けや割れ、傷がかなりいろいろな場所で見られました。
施工が難しいらしいのですが、細かく見ていくと傷の数がハンパでなく、結局現場監督が「すべての巾木を見直しておきます」とのこと。補修材を使って直すようですが、細かい部分も要チェックです。
・リビングのダウンライト部分
リビングのダウンライトは存在感を消すため、横並びの照明を2つセットで木質天井に掘り込んでいます。
照明を掘り込むために木質天井をくり抜いているため、切った断面図が見えるわけですが、竣工検査の時に見た断面はかなりガタガタしていました。
そのため、再度丁寧にやすりがけしてもらえるようお願いしました。
竣工検査の前には積水ハウス側できちんと検査を行っているのですが、その時にすでに挙がってきている不具合も合わせて報告を受けました。
・リビングからベランダにつながる窓がスムーズに開かない
・洗面台の収納棚が正常に開閉できない
基本的には引渡しまでの1週間ですべて対応してもらうのですが、リビング窓は時間がかかるらしく、別途引渡し後に修理する流れになるとのことでした。
おわりに
本記事では、竣工検査の流れやチェックした項目をお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
引渡し日には細かい設備の説明や家全体をチェックする時間はそれほどないので、竣工検査の機会を活用して気になることは質問・指摘して、最後まで納得のいく家づくりをしてみてください。
また、竣工検査で傷や不具合を伝えそびれてしまっても、引渡し後に対応してもらえるのでそれほど気を張らずに楽しみながら完成間近の新居を見る機会にしてもらえればと思います!
本記事が、みなさんの家づくりのお役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!