こんにちは、ゆるみみです!
以前、インテリア・エクステリア用塗料であり、DIYペイントもできるポーターズペイント(PORTER’S PAINTS)について紹介した記事を執筆しました。
前回に引き続き、今回はポーターズペイントを実際にDIYペイントした様子を記事にしたいと思います!
養生や塗り方のコツ、また気を付けたほうがいいポイントも合わせて紹介しますので、ポーターズペイントが気になる・実際にセルフペイント予定の方は参考にしてもらえるとうれしいです。
・ポーターズペイントを塗る流れが分かる
・実際に施工した様子や完成形が見れる
・キレイに塗るコツや注意点が分かる
我が家のポーターズペイント施工範囲
私たちは、玄関入ってすぐ正面の壁を一周分塗装します。この壁は、玄関とLDKを仕切る壁であり、LDKからも目立ってアクセントになります。
計画段階からポーターズペイントありきで話を進めていたおかげで、ペイントにぴったりの壁を作ることができました♪
面積としては、全体で約15m2となります。
塗料はストーンペイントコース(Stone Paint Course)のFrench Greenをチョイス。
グリーンの入った優しいグレーで、なじみがよく綺麗な色です。
準備するもの
必要なものの一覧表はポーターズペイントのワークショップでもらえますが、実際に作業してみてこれもあったほうがいい・これはいらないかもというのを踏まえて挙げてみました。
★印は必須で、それ以外のものは推奨です!
マスカー ★ | 幅110㎝のものを購入 |
マスキングテープ ★ | マスカーだけでは塗料が染みるので必須 |
ポーターズペイント専用刷毛 ★ | ポーターズペイント専用品でレンタルまたは購入必須 |
小さい刷毛 | 細かい場所を塗る用として100均で購入 |
脚立 (★) | 高い場所に塗るなら必須 |
濡れタオル | 塗料がついたら拭いてとる |
バケツやタッパー | 塗料を少量ずつ出して塗る |
マイナスドライバー ★ | 塗料缶を開けるのにあったほうがいい |
スリッパ | 足の裏に塗料がつくので、養生材の外を歩くとき使う |
養生ロールシート・ブルーシート | 塗料の一時置き&養生として利用 |
セルフペイントの流れ
ざっと流れを追っていきます。
「うまくいくかどうかは養生にかかっている」というくらい重要な工程
キワがキレイに塗れているとそれだけで玄人感が出るので、しっかりと時間をかけて丁寧に行います。
濃く塗るとなかなか乾かないので、薄塗りがポイント!
季節や天気などにも左右されますが、完全に乾くまでしっかり乾燥させます。
元のボードが見えないよう、隙間なくしっかり塗ります。
塗料が完全に乾く前に養生を剥がします。きれいにとれると気持ちいいんです。
写真撮影をお忘れなく!
実際のセルフペイントの様子について
ここからは、当日の作業の様子を流れに沿ってご紹介します。
養生:キワは特に慎重に
早速塗っていきましょう!と言いたいところなのですが、塗料が周りの床や壁につかないように養生をする必要があります。
せっかくの新築、飛び散った塗料が取れなくなると悲惨(泣)
マスキングテープとマスカーを組み合わせて養生をしていくのですが、その前に、床には最初に養生ロールシートまたはブルーシートを敷くのが断然オススメです!
積水ハウスからもらったロールシート(笑)工事中によく見るやつですね!
というのも、マスカーは薄いビニールなので、上を歩いたり脚立を乗せたりすると摩擦で簡単に破れてしまいます。
私たちもせっかく養生ロールをシートをもらったのに一部敷かずに作業をしてしまいました。
作業途中でマスカーの破れ目を発見し、さらに塗料が床に染みだしているのを見て、かなり焦って拭きとりました。
あとになってよく見ると、何か所も破れがありました…。
次に、マスキングテープとマスカーを貼っていきます。
マスカーだけでは塗料のしみこみを防げないので、塗装壁とのキワはしっかりとマスキングテープで保護します。
マスキングテープは、下地クロスとの境ギリギリを狙います。
白いところが残ると目立つから、クロスには被らないように!
テープが重なる部分は、ずれないように慎重に貼ります。
貼れたら、浮いた部分に塗料が入り込まないよう、しっかりと抑えましょう。
抑えが弱かったのか、染みてしまったところがありました。目立たないところだからセーフですが。
マスキングテープが貼れたらマスカーを上から貼っていきます。
マスカーは、マスキングテープから数ミリ程度空けながら貼っていきます。
ビニール部分に養生テープがつくと取れなくなるので気を付けて!少しずつ引き出すと貼りやすかったよ♪
テープ部分を貼ったら折りたたまれたビニールを伸ばして、めくれないように端を養生テープで止めておきます。
コツは、しっかりと時間をかけて丁寧に準備することです。
養生だけでも1時間~1時間半かかり、手を伸ばしたりで結構疲れるので、前日までに終わらせておくのもオススメです!
また塗料は思った以上に飛び散ります。広めに養生しておくことを強くオススメします!
一度塗り:全体に薄く塗装
ポーターズペイントは二度塗りが必要です。1回目で全体をラフに塗って、2回目でさらに陰影を際立たせるように塗っていきます。
ちなみに、我が家は下地用の紙クロスを貼ってもらい引き渡されたので、そのまま塗料を塗れるのですが、石膏ボードのまま引き渡してもらったら、塗料ノリが良くなるようにプライマーを塗る必要があるのでお忘れなく。
一度塗り目は多少下地が見えていても大丈夫なので、薄塗りになるよう意識してペイントします。
我が家は上半分を夫、下半分を妻で分担しました。
高い場所は、脚立乗っても手が届かず(半笑)
夫婦で塗り方が変わると刷毛の模様がバラつきそうで嫌だったので、相手の刷毛の動かし方を見て統一感が出るように施工。
入隅出隅は塗料が溜まりがち。塗料を刷毛に取った直後でなく、広い面積を少し塗った後の塗料が少なくなっている状態で塗るのがオススメ。
また、入隅出隅は塗りにくいので塗り方のパターンが単調になりがちです。
バッテン、バッテン、バッテン、たまに縦横、とできるだけランダムに塗れるように意識しました。
最大の難所、ロールスクリーンの設置場所付近は面積が狭く塗りにくいため小さい刷毛を使いました。
小さい刷毛を使ったのはここだけで、床や天井とのキワは専用の刷毛で全然いけちゃいました~
一度塗り後の完成図がこちら。
もっと疲れるのかと思ったのですが、2人で交代しながらの作業だったのもあり、意外とすぐに終わってしまいました。
作業に没頭しすぎて写真を撮るのをお忘れなく♪きっと思い出に残りますよ。
一度塗りが終了した後は完全に乾燥させます。
刷毛は乾かないように、濡れたキッチンペーパーでくるんでビニール袋に入れておきます。もちろん塗料のふたもしっかり閉めておきます。
二度塗り:同じ要領で、下地が見えないように気を付けて
2時間以上しっかり乾燥させて、2回目スタートです!
1回目と同じ場所から同じルートで塗り始めます。
一番意識したのは下地が見えないようにすること。特に1回目で下地がチラ見えしているところは確実に塗るようにします。
あとは、2回目の刷毛の塗り跡がそのまま味や陰影になるので、できるだけ均等にキレイに見えるように頑張ります。
午前から作業を始めましたが、休憩を長めに取ったこともあり二度塗り目終盤ではすでに夕方。少し暗くなり始め、塗り残しがないかチェックしたくてもあまり見えません。
苦肉の策として、1人が塗っているときにもう1人がiPhoneのライトを当てて塗り残しを確認しながら共同作業で進めていきました。
特に、天井付近・床付近・角の塗り残しが目立ちました。
養生剥がし・片づけ
塗り終わったら一息つきたいところですが、あとひとふんばりです。
塗料が乾ききる前(ペイントから30分~1時間後)を目安に養生を剥がさないといけません。
完全に乾くと塗料がマスキングテープにくっついて取れてしまう恐れがあります。
マスカーは広がっているので少し扱いにくいですが、壁につかないように注意しながら取ります。
お疲れ様でした!
完成!
こちらが実際の写真です。
天井からの間接照明により、角度によってはしっかりとした陰影を描きます。
部屋全体との馴染みもよく、我ながら圧巻の仕上がりとなりました。
直射日光が当たらない場所ですがこれだけの陰影が出ています!実際の見た目も同じくらいの陰影を感じます。
玄関ドアを開けた正面の壁を塗ったので、毎日ただいまとともにこの壁を見ることができて、一日の疲れが吹っ飛びます。
うまく塗れてよかったね!
自分たちの手で家を完成させる感覚が良きだね!
キレイな塗り方のコツ
実際にポーターズペイントを施工してみて、キレイに塗るにはこうしたら良かった!というコツをご紹介します。
ただ一番大切なのは”楽しむ心”です。スタッフさん曰く「どう施工してもそんなに失敗しない」とのことなので、細かいことは気にしすぎずせっかくのペイントを堪能しましょう!
・バッテンを書くように刷毛を動かす
⇒バッテンをランダムに書くとキレイな塗り跡が残る
・壁の右上から斜め下に塗っていく
⇒右上でなくてもいいが、スタート地点を決めておく。壁真ん中から塗ると二度塗り目に迷子になる。
・厚塗りにしすぎない
⇒特に入隅・出隅は塗料が溜まりやすいので要注意
・刷毛の毛が抜ける
⇒専用刷毛の特性上、たまに抜け毛する。見逃さず取り除かないと化石化する。
気を付けるポイント
ここまでは塗り方のコツをお伝えしてきましたが、施工時の注意点も書いていきたいと思います。
・養生は思ったより広めにすべし
⇒塗料は想像以上にぶっ飛ぶ。幅の広いマスカー(110㎝など)が◎、マスカーが手薄になりやすい角も注意。
・スリッパを準備すべし
⇒足元に飛び散る塗料で足裏が汚れる。養生エリア以外を踏み歩く際、スリッパを履いて床汚れを防ごう。
・明るい時間帯に施工すべし
⇒暗ければ暗い分、粗が出る。一度塗り目は午前中にやってしまおう。
・基本は一日で塗り切るべし
⇒一度塗りと二度塗りは別日でもよいが、一度塗りを途中で終えて別日に途中から再開は、よくないムラのもと。
おわりに
今回は、ポーターズペイントのDIYペイントについて実際の施工の様子をお伝えしましたが、いかがでしょうか?
DIYといっても、優秀な塗料のおかげでとてもキレイな仕上がりとなり、何よりも楽しい思い出に残ります。
DIYペイントも養生さえも初めてだった私たちですが、手に入れにくい道具や特別な技術も必要ありません。
すごく質感が素敵なので、別の壁にも施工したいくらい(笑)
本記事が、ポーターズペイントをしようか迷っている方やこれから施工予定の方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!