こんにちは、ゆるみみです!
本日はゆるみみ家の大空間&大開口リビングのこだわりポイントについてお話したいと思います。
私たちの家づくりはリビングに全てを懸けたといっても過言でなく、その広さは家のほぼ半分。
本記事では床材、窓だけでなく窓サッシの色などオタク級の細かいこだわりについてもご紹介します。
・6m大開口窓にグランドピアノの贅沢空間の実現
・担当ICさんも知らなかった!?標準設定のない天井材採用
・窓サッシの色までアンケートをとって吟味
LDKの間取り編については以下の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
10秒でわかるゆるみみLDK
玄関を入った場所に29.1畳ものLDK空間を実現。隣に壁で仕切られていない子供部屋5.5畳を配置することで、実質的に35畳の大空間としました。
部屋の主役はLDKの中心に位置する大きなキッチンです。少し奥まった場所にグランドピアノを配置しました。
南面には6mの大開口窓を取り入れ、ソファは置かずにYogiboで生活します。
部屋全体はオークの床材を使用して明るさを出しながら、天井材でも贅沢に木材を全面貼りし、南北抜け感を実現しました。
ここからは、実際の家づくりの過程の話をまじえながら、こだわったポイントをひとつひとつ紹介します。
LDKのこだわり6選
①グランドピアノをLDKと調和させる
ゆるみみこの実家に小さなときから使っていたグランドピアノがあり、引っ越しを機に新居へ運ぶ予定だったのですが、どこに置くかはかなり悩みました。
グランドピアノを置くことを伝えると、提案があったのはピアノをリビングで主役として配置するか、ピアノ部屋として個室を作るか。
実際、「グランドピアノ 間取り」とネットで調べても、出てくるのは似たようなものばかりです。
設計士からは、リビングの脇にあえて数段高くしたステージリビングを作る提案を受けたことも(笑)
ただ、完全にピアノを他の空間と切り分けたくもなく、リビングで目立たせるのでもなく、家族の生活にピアノが溶け込んだ空間が目指した姿でした。
理想のピアノ空間を見つけるべく設計士とすり合わせをはじめましたが、私たちのイメージが曖昧なゆえ、「ピアノとのちょうどいい距離感」に行きつくには時間がかかりました。
何度も提案してもらい、リビングにありながら収納の奥になるので存在感が強すぎず調和がとれいている今の間取りに落ち着きました。
最初は化粧柱を建てて目隠ししようと思っていたのですが、空間が狭く見えてしまったり、今後ピアノを撤去する可能性なども考慮し、シンプルなままにしました。
②見せる窓・機能させる窓
見せるための南側の窓
南側の窓は外の景色を大きく切り取るため、開放感を得るために6mの大開口窓をとりました。2mのFIX窓と4mの両開き窓を組み合わせています。
6mの窓からは広い軒下ウッドデッキへと繋がっていきます。
FIX窓は真ん中にサッシがないので、たくさんの光を取り入れられる上眺めも最高に気持ちいいです。気持ち的には全部FIX窓にしたかったですが、さすがにウッドデッキへの出入りを考えて、一番支障の少なそうな壁際の窓だけとしました。
4m両開き窓は間に柱が入らず、これまた眺めの良さをとって採用を決めました。ただ、建物が構造的に耐えうるためには、建物の外にも壁を立てる必要がありました(=袖壁)。袖壁を付けるには基礎工事も必要になり…と連鎖的に費用がかかり、出費がかさんだ箇所でもあります。
柱をなくすのにトータル約50万の出費でした…
ここはかけるべきと思い切りました。
窓は天井高のクリアビューデザインを採用することで、リビングの天井と軒下の天井の繋がり感UPも実現しています。
これができるようになったのは、積水ハウスでも最近だそうです
細かいところで迷ったのはサッシの色です。
こんな細かいことまで決めることにビックリ!
窓の内側と外側でそれぞれ決めることができます。
部屋の中から見ると、壁紙が白だからサッシも白のほうが合うけど、建物の外から見ると外壁が黒っぽいからサッシも黒の方が合う…(悩)
外側は黒色で確定として、内側と外側でサッシの色を変えようかとも思いましたが、デッキに繋がる窓であり斜めから見ることも多いので、そのときに内と外それぞれ色が違うとアンバランスになります。
全部黒かそれとも内側だけ白か…。担当ICさんが社内で調査した結果は半々。Twitterでも以前アンケートをとったことがあるのですがその結果も以下の通りいい勝負です。
実際にCGで何度もサッシの色を入れ替えて見せてもらい、内側と外側でサッシの色が変わってしまう違和感を理由に黒一色に決めました。
機能のための北側の窓
南側に大きく開けた窓をとれたため北側は最低限のサイズで、あえて高い場所に設置してカーテンなしでも周りからの視線が気にならないようにしました。
景色を楽しむ窓というよりは、南北の風の通り道を作る機能的な意味合いが大きいです
横長の2つ並んだ窓の下側をふかしてつなげることで、一つの窓かのように見せ一体感をアップさせています。
高窓はチェーンで開けるのが一般的だと思いますが、きれいな白い壁面にぶらさがったチェーンが見えるのがどうしても許せず、ハンドル式にしました。
日常的に開け閉めする窓ではないと考え、見た目優先に!
③床は本物の質感とメンテナンス性のバランスで選ぶ
空間の印象を決める大きな要素です。突板・挽板・無垢板の3種類を検討し、挽板であるライブナチュラルプレミアム(朝日ウッドテック)に決定しました。
突板は実際にサンプルを触ってみて、求めている木の質感とはだいぶ離れてしまうと感じすぐに候補から外しました。
触り心地や木の温かみから無垢材に憧れはあったのですが、メンテナンスの手間やコストがかかる点がどうしてもマイナスに感じました。
挽板のサンプルを見せてもらったところ、木の質感も気に入り即決しました。
挽板はメンテナンス・コスト・見た目どれをとってもバランス〇!無垢に強いこだわりがないなら検討してみる価値アリ♪
色はオークかウォルナットで迷いました。
実例見学でどちらも見ましたが、違った良さがあるんですよね…。
最終的には自分の家を明るい雰囲気にしたいのか、落ち着いた雰囲気にしたいのか、どちらの雰囲気のが家族に合いそうか、と実際の生活をイメージしてオークを選択しました。
オークの中でも木の節ありなしが選べましたが、節ありのほうが1000円/㎡安く、また節が入ることによるデメリットは感じなかったので節ありとしました。
節なしは整っていて綺麗ですが、私たちは節ありの方が本来の木の表情が見れると考えました
木の種類で節の入り方はだいぶ変わるので、サンプル確認は必須です
④抜け感を高める木材天井
私たちの家づくりのコンセプトの一つである抜け感を一気に引き立ててくれたのが、天井材「the wall(150mmピッチ)」(朝日ウッドテック)です。
本物の木(突板)をLDKの天井に全面採用することで、内と外のつながり、床材と天井材の統一感による広がりを最大限に押し上げてくれます。
実はこの天井材、私たちの「徹底的に調べ上げる精神」で見つけ出した掘り出しモノなのです。というのも、積水ハウスの標準設定(工場出荷)にはないアイテムで、朝日ウッドテックの公式HPまで調べつくした末に見つけた商品になります。
いや~、我ながらよくやった!!
ことの発端は、一番はじめに「the wall(ランダムピッチ)」の提案を受けたことまでさかのぼります。こちらは積水ハウスの標準設定のものです。
私たちが採用した150mmピッチとの違いは、ズバリ柄だけです。ランダムピッチは複数の幅の板で構成されていますが、150mmピッチは等間隔となります。
好みの問題ですが、ランダムピッチはどうもしっくりこない…
とはいえ、等間隔で標準設定として選べると言われたニッシンイクスの「リアルパネル」、the wallより質感がいいこともあり値段は約50万アップ。実例見学で実物を見てその値段に納得しましたが、さすがに予算が厳しく泣く泣く諦めました。
そんなときに実例見学で実際の「the wall(ランダムピッチ)」を見る機会があったのですが、やっぱり求めるイメージとは異なると改めて実感。
何かいい天井材はないかと一心不乱に各社のサイトを探し、「the wall」でも等間隔の商品が出ているのを見つけました。
しかも、定価だけで見るとランダムピッチよりも安い!!
ICさんに相談すると、ニッシンイクスの「リアルパネル」まではコストがかからないが、標準品ではないのでランダムピッチから20~30万は高くなるだろうとのこと。それでも等間隔柄がよかったのでこちらでお願いしました。
後日談にはなりますが、正式見積もりをとるとランダムピッチと150mmピッチでは差額はほぼなし。担当者が差額が出ないように頑張ってくれた面もあるようですが、まさかの嬉しい誤算となり諦めずに自力で探して本当に良かったです!
営業A氏、ICさんありがとうございました!
⑤必要最低限のカーテン・ロールスクリーン
北側の窓は高い位置にあり外から見られることはないと考えロールスクリーンをつけなかったので、南側の6m大開口窓だけロールスクリーンをつけました。
ただ、この大開口窓の先は畑と道路。建物をL字に配置することで西側道路からの気になる視線はシャットダウンしているので、基本的にはロールスクリーンは開けっ放しの想定です。
開けっ放しのロールスクリーンがあると、通常は天井にロール部分が残り異物感が出てしまいますが、天井にロールスクリーンを掘り込んで目立たなくしました。
これなら開けっ放しでも見た目が気にならないね!
また、細かいこだわりとしてはロールスクリーン用のチェーンの色と左右どちらにチェーンを持ってくるかです。
たかがチェーン、されどチェーン。場所や色によっては悪目立ちしてしまうので、どうやって部屋に馴染ませるか考えました。
実際の写真をお見せしながら説明したほうが分かりやすいので、引渡し後にまた紹介します!
⑥居場所を自分で決めるYogibo生活
広いLDKなので、空間をうまく活用するため「自由自在な居場所づくり」ができることを大切にしました。つまり固定の居場所を作らず、色々な場所でくつろげたり、その場所をうまく使えないか考えました。
結論、ソファとリビングテーブルは置かずにYogiboを取り入れました。テレビを置かずにプロジェクターを使うことも、結果的に居場所に自由度を高めることとなりました。
ただ、金額面では妥協している部分もあります。
ピットリビングで床の高さを変えて部屋の表情に変化をつけようと検討していましたが、そうすると私たちの家では長期優良住宅が取れなくなります。
こどもみらい住宅支援事業の補助金を使う予定ですが、長期優良住宅がなくなると補助金はマイナス20万円。これに施工費などもかかるので大幅なコストアップとなり諦めました。
悔やまれる部分はありますが、広いがゆえに融通が効くことも多いので、今はフラットなLDKで良かったと思っています。
おわりに
今回は私たちの大空間LDKについてお話してきましたが、いかがでしょうか。
窓サッシの色やロールスクリーンのチェーンの色は細かすぎるこだわりですが、LDKは生活の中心になるものなので、妥協せずに悩み抜いてください!
検討する上で、実例見学では「思っていたイメージと違う」「知らなかった素敵なアイテムに出会えた」ということがたっくさんあるので時間を作っていろいろと見ることをおすすめします。
本記事が、みなさんの家づくりのお役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!