こんにちは、ゆるみみです!
私たちは、祖父の畑をもらい積水ハウスで平家を建てましたが、その広さなんと約140坪。
広いのはありがたいことですが、問題になってくるのは広い敷地をどのように外構計画していくかです。
予算的に積水ハウスで外構をお願いするのは無謀。しかし外構業者にお願いした見積もりはなんと約750万。
ここから、私たちは知識ゼロにも関わらず「DIYを組み合わせれば、クオリティを落とさず安く仕上げられるのでは」と沼に足を踏み入れます。
そんなちょっとクレイジーな外構計画を連載記事としてご紹介します!
広大な土地がある方、DIYで節約したい方、興味本位の方も大歓迎です!
第二弾の「外構業者選び」に引き続き、今回は第三弾として「どうやって外構業者見積もりを750万→450万へ減額したか」をお伝えします。
実体験をもとにサクッとお話ししますので、楽しみながら見てもらえるとうれしいです!
・間取りが固まったころに外構計画(外構業者探し)をスタート。
・5社の候補から1社に決定。ただし見積もり額が驚愕の750万円。
↓前回までの記事はこちら
提案プランから契約時プランまでの概要
決定した外構業者からの見積もりはなんと750万円。
高くなった要因は、施工内容というよりも完全に広さです。140坪の土地に35坪の平屋なので、単純計算で100坪以上の庭があり、平均的な庭の広さの約3倍です。
これだけの土地をキレイに整えようとするのだから、750万はある意味妥当かもしれません…。
ただし、当初積水ハウスに概算してもらった外構予算は300万円。建物に必死だった私たちは外構計画は完全にお任せ状態でした。
積水ハウスの提案はもちろん素敵で、そのままでも十分満足が行く外構になっていたとは思います。
ただカーポートだったり照明だったりと、私たちの要望が後から出てきてしまったために大幅予算オーバーとなってしまったのです。
さらに外構業者を決めて750万の見積もりをもらう頃には、すでに建物側の打ち合わせは終盤、費用の大幅調整は不可能でした。
そこで、まずは外構費用750万を最低限妥協できる形で見積もりを下げようと話を詰めていき、なんとか450万まで下げることになりました。
この広さで約半分の予算に落とすのは非常にしんどかったです。。
提案時の外構図面:750万円
建物へ向かうアプローチの雰囲気や、植栽がたくさん盛り込まれたプランで魅力的でした。
一方で、そうはいってもオープン外構でフェンスもなし、特にこだわってお金をかけるような内容が入っていたわけではないのに、750万円という見積もりに衝撃だったのを覚えています。
契約時の外構図面:450万
初回提案時と比較して、ウッドデッキが小さくなっていたり、コンクリートのサイズダウン、植栽が少なくなっているあたりが分かりやすいかと思います。
節約ポイント
以下の項目で節約。トータル300万円削減となりました!
・芝生はDIYに (▲66万円)
・コンクリ面積を減らす(カーポート位置を道路側に出す)(▲42万円)
・カーポートをグレードダウン(▲64万円)
・植栽・照明は数を減らす(▲30万円、▲33万円)
・アプローチは平板からモルタル仕上げに (▲17万円)
・タイルデッキをなくす(▲16万円)
・デッキサイズを小さく(▲14万円)
以降でそれぞれを詳しく見ていきます。
節約ポイントの詳細解説
①芝生敷きはDIYに変更、ただし整地は業者施工(▲66万円)
SNSで見ていると、広い芝生の庭ばかりに目がいくくらい、芝生大好きな我が家。
せっかくの広いお庭にキレイな芝生を敷いて楽しみたいね、という話をしていました。
ただ聞いてびっくり、施工費用が高い!
単価は4,400円/m2、一面施工すると70万円コースです。
ところが芝生自体はホームセンターでも普通に売られていて、単価はなんと800円/m2程度!(地域差あり)
さらに、Youtubeなどで調べると芝生の敷き方が丁寧に解説されている動画がたくさん。
整地まではさすがに大変なので業者にお願いしましたが、芝生敷きはDIYすることで減額することを早々に決意しました。
最終的には整地もDIYすることになりますが、それはまた次回のお話…。
②コンクリ面積を減らす(カーポート位置を道路側に出す)(▲42万円)
知らなかったのですが、コンクリ敷きってものすっっごく高いんですよ。駐車場2台分施工すると50万円もかかるんです!
そこでせこい私たちは考えました。
極限までコンクリ面積を減らせば減額になるのでは…?
車を止める位置をもっと道路側にずらすのはどう?
そ、それだ…!
前面道路が広くないため多少の余裕を残しましたが、できる限り道路側に寄せることでコンクリ面積を削減!
さらに道路際の洗い出し仕上げも砕石に変更することで20万円の減額に成功です。
減額と言ってますが、砕石敷きもかっこいいんですよ!?
③カーポートはグレードダウン(▲64万円)
今は夫婦で車1台を共用していますが、あまり交通の便がいい地域ではないため、2台を想定して探していました。
見た目上、夫婦の意見はリクシル「SC」で一致していたのですが、 なんといっても価格が高い。
2台用で約123万円でした(泣)
この頃、車で出かける時は、カーポートをチェックしながら運転するのが日課になりました(笑)
私たちはリクシル「ネスカF」を採用したのですが、これも近所を散歩しているときにたまたま見つけたものです。
ちょうど我が家と同じブラック骨格のネスカFと思われるカーポートを採用しているお宅を見つけ、きっと高いだろう…と思って調べてみると想像以上にリーズナブルでびっくり。
フラットな屋根で、積水ハウスの外壁「ベルバーン」に合ったブラックの骨格がスタイリッシュなんです。
目立ちすぎずシンプルで、ベルバーンに対しても見劣りしないのがお気に入り♪
補足ですが、ネスカと似た商品で「フーゴ」というシリーズがあります。
フーゴは一言でいうとネスカの上位互換シリーズで、①耐風圧強度が高い、②耐積雪強度が高いラインナップがある、③屋根形状が多く選べる、という主に3つの違いがあります。
私たちの地域では雪はほぼ積もらない上、開けた土地で特別風が強いわけでもありません。さらに、屋根形状はシンプルなフラットが好みだったので、迷わずネスカ一択でした。
④植栽を減らす(▲30万円)
植栽も思ったより高いことを初めて知りました。
背の高い人気な樹種「アオダモ」だと10万前後だったり…。
植栽は住み始めてから自分たちでちょっとずつ増やすのもありかなと考え、シンボルツリー含む大きめの木3本に絞りました。
庭側もいったんはあきらめてなしとしました。
⑤照明を減らす(▲33万円)
照明は地面に埋め込んだり電気工事が必要なため、最初に工事しておくのがベターと考え、ソーラー照明でない限り将来的に増やすのは難しいと感じています。
そのため、長い目で見てどこまで数を減らせるかを考えています。
アプローチと庭側の2か所を想定していましたが、庭側はなし、アプローチ側は夜歩くときに暗くならない程度に、間引きながら設置することで妥協しました。
⑥アプローチは平板からモルタル仕上げに (▲17万円)
アプローチをひとまとめにして考えた時に、平板ステップと蹴込みはデザイン上どうしてもこだわりたかったところになります。
蹴込みは、元積水ハウス営業マンのファンタジスタ藤本さんもオススメしています!
蹴込みは本来はタイルで作りたかったのですが、費用面を抑えるためにコンクリート平板を採用しました。
コンクリート平板も重厚感があり、蹴込みにした時の横から見たときはめちゃくちゃかっこいいんです!
さらに価格を下げるため、カーポートからのアプローチは平板をあきらめ、モルタルで妥協しています。
アプローチ沿いに割栗石を高く積めば、横面があまり見えないから 蹴込みがあってもどうせ見えないし…と自分に言い聞かせて(笑)
⑦ウッドデッキのサイズを小さくする(▲14万円)
積水ハウスの現場見学で見に行った平屋のウッドデッキがあまりに素敵すぎて、家づくりではずっとロールモデルにしていました。
そのお宅は、平屋を活かしたながーい軒の下(推定3m以上)に、屋根と同じくらい長いウッドデッキを構えており、見学の際にウッドデッキで子供がお絵描きしながらのんびりしていた光景が忘れられません…。
我が家も軒の長さは2.4mとしっかりととり、合わせてウッドデッキも2.4mとしっかりした長さをとりました。
理想はL字型の建物に合わせてデッキもL字にしたかったのですが、そこまで欲張ることはやめて予算調整のためあきらめる決断をしました。
ウッドデッキがL字になれば、リビングからだけでなく、子供部屋からもアクセスできるようになります。捨てがたかった…。
⑧ウッドデッキはリクシルの樹楽らステージで。アップグレードはなし。
ある程度の広さのあるウッドデッキ。あまりに質感が悪いとかえって満足度が下がらないかと心配していました。
ハイグレードの樹楽らステージ木彫と悩んでいたのですが、樹楽らステージ実物を見てアップグレードしなくても十分だと判断しました。
ちなみに、ウッドデッキの下は土間仕上げにしています。
ウッドデッキが広いので、砕石にして草が生えてきても対処ができないのが嫌だったので、ここは出費を惜しまず。
⑨門扉・門柱・表札はつけない
これは計画していく中で変更したというよりは、最初から私たちのリクエストです。節約の意味合いもありますが、そもそも必要性を感じなかった部分も大きいです。
家まわりをスッキリ見せることもできますし、玄関も丸見えにならないよう設計していたので、キレイにまとまったと思っています。
少し奥まった玄関にしたため、ポストは道路から見えない外壁部分に取り付けました。
750万円見積もりを450万に削減した私たちが伝えたいこと
最後に、今回がんばって減額する中で感じた、知っておいたほうがいいこと・最初に押さえておきたかったポイントについてお話します。
①外構を考える上で建物配置は超重要!
土地が広いと、間取りはもちろんですが建物配置も本当に自由になります。
外構計画の自由度ももちろん高いです。
そして、建物配置によって必要な外構工事も大きく左右されます。
間取り検討段階で外構を大まかにイメージしておき、可能であれば見積もりをとっておくことで予算感を把握しておくのがオススメです。
始めはおろそかになりがちな外構ですが、建物とのトータルバランスでデザイン・費用を考えていかないと、私たちみたいに大変なことになります(笑)
②コンクリートは単価が本当に高い!
どの家もよく使っているし安いんでしょ?と思っていたら大間違い…。
費用感は実際に作業内容を見て納得しました。施工に時間もかかる上、職人技が必要となります。
できるだけ安くするのであれば必要最低限にするのがオススメです。
ただ、車が通る部分については、地面に対して負荷がかかるため少し注意が必要です。耐久性や機能性を考えるのであればコンクリートに軍配が上がります。
我が家は車が乗り入れるカーポート部分と、メンテナンスが難しいウッドデッキ下は、長い目で見てコンクリを入れています。
③ウッドデッキは必要かを本当に考える
土地が広いとウッドデッキも大きく設置できることが多いと思います。広ければ広いに越したことはないですが、「コスパ」は意識するといいかなと思います。
例えば我が家のケースだと、L字にすることで見た目の素敵さは確実にアップします。が、実際にL字部分を使ったり、そこから出入りするのはどれくらいあるでしょうか。
そんなに使うイメージができず、ほぼ見た目のために14万円…と考えると、その分のお金を他に回したほうが満足度が上がると思い、L字のウッドデッキはあきらめました。
結果的にもやめて正解だったと思っています。
おわりに
今回は、私たちの外構減額プランについてお話してきましたが、いかがでしょうか。
ただ、外構見積もり450万円まで減額できたものの、まだまだ予算の300万円には到底追いつきません。
450万円への減額も余裕で達成できたわけではなく、泣く泣く取捨選択を迫られて諦めているので、これ以上クオリティは落とせない状況。
そこで、次回はどうやって予算の300万円まで150万円分減額したのかをご紹介したいと思います!
次回から、ぶっとんだ計画に手を染め始めます(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!