こんにちは、ゆるみみです!
私たちは2021年11月に積水ハウスで請負契約し、2022年12月引き渡し予定です。
記念すべきマイホーム完成に向けて、着工から引き渡しまでの様子を「工事進捗日記」として記録に残すことにしました!
第一弾「先行外構編」、第二弾「着工~地盤改良編」に続き、今回は「基礎工事編」です!
ついにコンクリートが流し込まれ、家の輪郭ができてきました…!
積水ハウスの基礎工事についても解説を入れていますので、これから基礎工事に入る方や、基礎工事ではどんなことをしているの?と思われる方は、ぜひ本記事を読んでみてください。
・実際の工事写真を見ながら基礎工事の流れが分かる
・積水ハウスの基礎工事は「布基礎」×「一体打ち」
基礎工事の流れと実際の様子
ついに基礎工事が始まりました!
工事期間は9/5-9/30の約4週間です。
工事は以下のような流れで進んでいきます。
①地縄張り
前記事で地縄マジックとご紹介したものです。実際の敷地に縄を張って建物の位置を確認します。
マジックでやっぱり建坪が異常に小さく見えます。
②掘削工事
基礎の底となる地盤まで土を掘り起こします。
③砕石を敷き詰める
地面に砕石を敷き詰めることで、地盤を固めて建物がすぐに沈み込んでしまうのを防止します。
④捨てコンクリートを流し込む
強度には関係ありませんが、建物の位置を確認したり今後の作業を進めやすくするため、砕石の地盤の上にコンクリートを流します。このコンクリートは「捨てコンクリート」と呼ばれます。
⑤鉄筋や枠組みを設置する
格子状に鉄筋を組み立てて、コンクリートを流し込むための型枠を作っていきます。基礎の寿命や強度に影響する非常に重要な工程です。
⑥コンクリートを流し込む
まさに基礎のベースとなります。
⑦養生して型枠を外す
コンクリートが完全に固まって強度を増すまで、しばらくビニールシートで覆って一定期間を置きます。
その後型枠を外すと、待ちに待った基礎の完成です!
工事中のプチトラブル
私たちの基礎工事は9月、台風シーズン真っ只中でコンクリート流し込みの翌日が台風予定でした。
コンクリートの打ち終わり直後に様子を見に行くと、養生のためのブルーシートが一部隙間のある状態でした。
不安を感じすぐに現場監督に連絡、すぐに対応してもらえました。
ただ、その時に「ブルーシートは防水のためではなく保湿性を確保するため」であると説明を受けました。
実際に調べてみると、コンクリートは最初にある程度乾燥させてしまえばそのあとに雨が降ったとしても全く問題がないようです。むしろ、研究室レベルのコンクリート強度試験の際は水中養生といって水の中でコンクリートを硬化させる場合もあるのだとか!
夏場の乾燥のほうがコンクリートにはよくないみたいです
結果的には台風が去った後も特に問題なく工事が完了してよかったです!
基礎ができたことで、家の大きさや部屋の配置などがイメージしやすくなりました。
次は基礎マジックが起こっているのか(?)、まだ建坪は狭く感じました。
積水ハウスの基礎について
いくつか積水ハウスならではの特徴があるので解説していきたいと思います。
①デザイン基礎
②布基礎
③一体打ち
④基礎ダイレクトジョイント
⑤エンブレム
①デザイン基礎
一般的な基礎は打ちっぱなしのコンクリートですが、積水ハウスでは基礎にまでデザインを凝らしています。基礎は固まった後に、さらに塗装でコーティングされています。
細かい部分ですが、他社の基礎と比較するとオシャレさは一目瞭然。
このデザイン基礎は標準仕様で、街中でも積水ハウスの家は一発で分かります。
②布基礎
大きく分けると布基礎とベタ基礎の2つありますが、積水ハウスでは木造・鉄骨に関わらず布基礎です。
ベタ基礎では立ち上がっている部分と床を全面的に鉄筋入りコンクリートで打ちます。面全体で家を支えるイメージとなり、耐震性に優れています。
一方、布基礎は立ち上がっている部分だけ鉄筋を入れ、点で家を支えていくことになります。防湿コンクリートを床下全面に打つため、見た目はベタ基礎とあまり変わりませんが、鉄筋やコンクリートの使用量が減る分コストは安いです。
布基礎を採用している積水ハウスですが、次に説明する「一体打ち」や「基礎ダイレクトジョイント」の技術によって高い耐震性を担保しています。
③一体打ち
これには高い施工技術が必要なため積水ハウス以外にやっているメーカーはないかもしれません。
基礎のコンクリートは流し込むときに、ベース部分(水平部分)と立ち上がり部分で分けて施工する「二度打ち」という方法と、一度に全て施工する「一体打ち」の2つがあります。
見てもらえばわかる通り、「一体打ち」では立ち上がり部分とベース部分の間に切れ目ができないので、より高い強度が保てます。
下の画像が木造「シャーウッド」の実際の基礎です。
立ち上げ部が760mm、幅160mmからなる大型基礎となっており、家をずっしりと支えています。
④基礎ダイレクトジョイント
一般的な木造住宅では基礎の上に土台をはさみ、その上に柱を建てます。
一方で積水ハウスの木造「シャーウッド」では土台なしで基礎と柱を直接連結する基礎ダイレクトジョイントを実現しました。
地震エネルギーを伝える土台を排除することで、地震の力を均等に逃す構造となっています。
⑤エンブレム
これはおまけ情報です。
積水ハウスでは鉄骨は「Sekisui House」、木造は「Shawood」と文字が入ったエンブレムが基礎部分に取り付けられます。
実際にはこのエンブレム、「カッコイイ!」「ダサい」「積水ハウスだとアピールしたくない」など賛否両論です。
我が家は「基礎はシンプルに見せたい派」だったので、目立たない場所に付けてもらいました。
何も言わないと勝手に場所が決められることもあるようなので、場所にこだわりがある方は担当者に相談してみてください。
支店によっては設置場所が決まってることもあるみたいだよ。
おわりに
今回は、積水ハウスでの基礎について、実際の工事と内容をみてきました。
家の構造を支えてくれる基礎、上を歩けるのも今のうち♪
基礎工事にあたっていろいろと調べる中で、積水ハウスが基礎にまでこんなにこだわっているのか…!と改めて知ることができてよかったです。
さあ、次はいよいよ大工・内装工事、そして上棟です!
待てない~~!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!