こんにちは、ゆるみみです!
ついにすべての打ち合わせが終わり、先行外構がスタートしました!
2021年11月末に積水ハウスと契約し、気づけば8か月後の2022年7月28日から着工。ようやくここまできました。
我が家は祖父の持っていた畑をもらって家を建てているので、農地転用申請という手続きに時間がかかったよ
重機が入り土地が姿を変えていくのを目の当たりにすると、現実味を帯びてきたと同時に後戻りできない感覚が…!
本日は、実際の工事の内容を写真とともにお伝えできればと思います。
私たちは予算を抑えるために、先行外構では外注業者にお願いしました。
「実際に外注業者ってどうなの?」という部分も含めてお話したいと思うので、これから先行外構が始まる方や外注業者での工事を考えている方の参考になれば幸いです。
・先行外構で行った土の盛り土・ブロック積・伐採伐根の3つの工事
・外注業者にお願いしてひやっとした出来事
・盛り土は思った以上に高い!費用を抑えるために土の量と種類で工夫
私たちの土地について
工事のお話に入る前に、前提情報として私たちの土地についてご紹介します。
我が家の敷地状況
敷地面積:約140坪
現在の状況:祖父が畑として利用
土地の地面の高さ:道路から平均-20cm程度、最大55cm
設計GL*1:BM*2+250mm
*1 GL:家の高さの基準。
*2 BM:設計の基準となる高さ。我が家は、北西角のマンホールが基準。
祖父はいくつか土地を持っていましたが、中には田んぼとして使われており100㎝近く盛り土が必要な場所も…
まわりの環境と先行外構での費用面から今の土地に決めたよ!
先行外構の内容について
今回先行外構でお願いしたのは以下3点です。
①ゆるみみ宅(画像水色部分)への盛り土
②お隣さんの畑とゆるみみ宅の堺のブロック積
③代々大切にされてきた柿の木伐採
①盛り土について
元々畑だったため、接する道路から見ると土地が平均-20cm程度の低さでした。降水での水はけや水害での水没を避けるために、最低限安心できる高さまでは土地を高くしておきたいと思い、設計士と相談の上「BM+250mm」としました。つまり、約45㎝盛り土したことになります。
近くに大きな川があるので氾濫の恐れがありました。ハザードマップを元に土地の高さを検討しました。
もっと土地を高くしてもよかったのですが、当然ながら高さに比例して費用が発生します。またこれ以上の高さだと宅地造成等規制法により、開発申請という追加の申請が必要になることもあり諦めました。
自治体により開発申請が必要になる盛り土の高さが異なります。私たちはの地域は盛り土が60cmを超えるとアウトでした…
土って想定以上にお金かかる…
盛り土の相場は6500円/㎥~7000円/㎥といわれています。盛る量が少なければ割高になっていきます。
我が家は約90㎥の盛り土が必要でした。 相場で計算すると約60万円です…!
思ってたより高すぎる~~~~!ここからさらに整地費用や重機回送費がかかるよ…
…ちなみに90㎥ってどれくらいの量なの?
10tトラックが1回で運べる量が5㎥前後。90㎥だとトータル18台のトラックが必要な計算だね。
さらに、道が狭くて4tトラックしか入らない場合は追加料金となるよ
費用を抑えるための2つの要素とは?
盛り土がたくさん必要だった私たち、相見積もりしたり積水ハウスに相談したり外構業者に相談したりネットで調べたり…
ありとあらゆる手段を使ってたどり着いたの節約術は以下の2つです。
①先行段階では最低限の盛り土しかしない
②安い土の種類を選ぶ
「①先行段階では最低限の盛り土しかしない」のは先行外構を外注業者でお願いするときに使える手です。
土は入れるのにもお金がかかりますが、実は余って処分する際にもお金が発生してしまうのです。
例えば地盤改良や基礎工事で余ってしまった土の処分が必要になることがありますが、処分には残土処分費と呼ばれる費用がかかり、施主側が負担するのが一般的です。
それを踏まえて、我が家は先行外構で基礎+基礎からの周囲1mの範囲で、設計GLであるBM+250mmではなくBM+150mmの高さまで盛り土をお願いしました。
足りない100mm分は基礎工事で発生した残土を使ってもらい、さらに不足した分は引き渡し後の二次外構で必要量だけ盛り土するようにしました。
お金をかけて土を入れるのに、お金をかけて処分するなんてありえない!
「②安い土の種類を選ぶ」では、文章そのままですが先行外構で入れる土を安いもの(再生土)にしました。
先行外構では基本以下2種類のどちらかを使われることが多いかと思います。
- 再生土:住宅解体の跡地などの土から大きなガラを取り除いたもの。元の土の性質に左右されやすいのがデメリットで、粘土質な土だと水はけが悪いなどある。その分値段は安い。
- 山砂:山でとれた砂をふるいにかけて整えたもの。品質が一定で、石などの塊がないので空洞ができず強固な地盤となる一方で、値段は高め。
私たちは再生土を使用。山砂に比べて値段は約1/4に抑えられたよ
外注業者はほぼすべてのお客さんが再生土を選ぶし、山砂は過剰スペックだって言ってたなぁ
積水ハウスに聞いたら山砂が標準とのこと。会社によって考え方は違うんだね
先行外構では再生土を使用しましたが、お庭まわりの二次外構で芝生を張りたいと考えているので、そこでは保水性にも定評のある山砂を入れる計画です。
トラブル体験談
必要な盛り土が多く住宅本体にお金をかけすぎたこともあり、なんとしても先行外構でお金を削りたかった結果が外注業者で再生土を使う節約プランでしたが、正直不安もつきものでした。
まず工事現場を見に行くと明らかにガラが多い気がしました。心配になり積水ハウスにも確認して結局問題とはならなさそうでしたが、あまりにもガラだらけだと処分費用をとることがあるみたいです。
過剰に心配しすぎただけ?でも、大きなガラを見ると気が気でなかったです…
さらに驚いたのが、後日突如として現れた落とし穴です。
なんのため?? ドッキリ企画??
作業員に聞くと、持ってきた土が少しガラ多めだということで、ガラが表面に出てこないように穴を掘ってガラを埋める予定とのこと。
穴掘って隠すくらいなら、そもそもそんな土持ってこないで~泣
まあ、再生土を選んだのである程度仕方ないのでしょう。こういう場面を目にしてから、外注業者に対する不信感も高まり常に疑いの目で現場を見てしまいました。
安さを優先することはリスクがつきものだということは知っておこう
②ブロック積について
我が家は道路・祖父の畑・お隣さんの畑に囲まれた敷地です。
祖父の畑は将来的に親戚が相続して家を建てるかもしれないので、融通が利くように今は何もしません。
ペットを飼ってドッグガーデンにしちゃうのもいいね♪
さすがにお隣さんの畑との境界に何もなしということにはいかないのでブロック積しました。家であればフェンスも考えたと思います。
道路から少し上にはみ出すように3段分のブロックを積みました。 目立たない場所でお金をかける余裕はないので化粧ブロックではなく普通ブロックを採用です。
再生土でケチってくるくらいなので(笑)
③伐採伐根
私たちの土地には代々大切にされてきた柿の木がありましたが、伐採は2.5万円でお願いしました。
伐採する前には祖父母がご祈祷を希望。
大事にされてきたご神木だったのね…
一部根っこがかなり深い部分まで伸びていたらしく、全部抜くと10万円以上かかるかもしれないということだったので、ここまでは諦めました。
柿の木の生命力がすごくて将来根っこが伸びてきたら笑えるね
おわりに
先行外構についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか。
正直トラブルなどでひやひやしたことも多かったですが、2週間ほどで無事終わってホッとしています。
記事では詳しく書きませんでしたが、外注業者に作業してもらうために色々な情報を伝える必要があり(盛り土の高さ等)、積水ハウスに必要な情報をもらっては外注業者に伝えて…という調整がかなり大変でした。住宅メーカーにお願いするのは確かに割高ですが、安心感や無駄なやり取りなく進められる点ではお金を払う価値はあると思います。
さて、次はついに地鎮祭、そして着工となります!
楽しみ楽しみ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
引き続き工事進捗日記を更新するので、また次の記事でお会いしましょう!