こんにちは、ゆるみみです!
私たちは、祖父の畑をもらい積水ハウスで平家を建てましたが、その広さなんと約140坪。
広いのはありがたいことですが、問題になってくるのは広い敷地をどのように外構計画していくかです。
予算的に積水ハウスで外構をお願いするのは無謀。しかし外構業者にお願いした見積もりはなんと約750万円。
ここから、私たちは知識ゼロにも関わらず「DIYを組み合わせれば、クオリティを落とさず安く仕上げられるのでは」と沼に足を踏み入れます。
そんなちょっとクレイジーな外構計画を連載記事としてご紹介します!
広大な土地がある方、DIYで節約したい方、興味本位の方も大歓迎です!
前回の第四弾では、妥協しまくってもどうしても予算内に収まらない外構費用を、可能な限りDIYすることにした経緯をお話しました。
今回は第五弾として「外構工事の様子」について書きたいと思います。実際の業者工事がどのように進んだのか、完成した写真なども共有します。
楽しみながら見てもらえるとうれしいです!
・外構業者を決めたものの、見積もり額が驚愕の750万円。
・地道に削れるところを重ねつつ、見積もり450万円まで減額。
・DIYを組み合わせれば、業者450万円のところ300万円まで抑えられることに気づく。
最終的な業者への依頼事項
まずは振り返りも含めて、最終的な業者施工の計画図をお見せします。
初めて見る方は「何このハンパな計画図(笑)」となるかもしれませんが、それもそのはず。
DIYで完成するのですから!笑
土地が広いと、250万円でできるのがこの計画図の範囲です。※実際にはプラスでDIY費用50万円で、トータル300万円。
・土間コン
・カーポート
・ウッドデッキ
・アプローチ
・浄化槽のマス調整
実際の工事内容紹介
それでは早速本題の工事内容をご紹介します。
工事を進める中で、現場で調整したことなども合わせて補足します。
事前に把握しておくことで、現場でいきなり質問されてもスマートに答えられるかも!?
駐車場
大きく分けると、①土間コンクリートと②カーポート設置の2工程となります。
①土間コン
②カーポート
ここでひとつ、普通の人はやらないDIY節約術をご紹介します。
土間コンクリートする部分はその分土を掘ってコンクリートを流し込むスペースを作らないといけません。その時に掘り起こした土は盛り土として土地が低くなっているところに使うことにしました。
さらに整地してもらうとお金がかかるので、空きスペースに山積みしてもらうことで追加費用が発生しないよう調整しています。
自分たちで山を崩して、地道に整地するYO★
ただこの方法、計画当初は気づかなかったのですが、路盤材と言って土間コンの下に敷く砕石が混じっており、整地する時にとても苦労することになります…。
アプローチ&玄関ポーチのタイル
アプローチと玄関ポーチにタイルを施工してもらいました。
アプローチは大判平板、玄関ポーチは玄関土間と同じタイルを使っています。
玄関ポーチは積水ハウスから外注したほうが安いと言われ、外構業者で施工してもらっています。
ここでひとつ注意点!
玄関の美しさを作るには、玄関内⇔玄関ポーチ⇔アプローチのタイル目地をきれいに合わせる必要があります。
ただ、玄関内は積水ハウスが建物工事時に施工、玄関ポーチやアプローチは引き渡し後に外構業者に施工してもらうとなると、担当者とタイミングが異なるので思ったように目地が合わない可能性があります。
おすすめは、玄関内のタイル割り付けを考えるときに、外構業者とも情報共有しながら進めることです。
まだ外構の打ち合わせが進んでいない場合は、担当設計士さんにアプローチにタイルを採用したいことを伝えて、目地がキレイになるよう割り付けてもらってくださいね。
我が家の事例を紹介します
我が家は事前にタイルの割り付けは全く考えておらず、外構業者にお任せ状態でした。
「このままだと目地合わないのでは!?」と気づいたのは施工2日前。急いで外構業者に連絡を取り、割り付けの計画図をもらいました。
それが下の写真です。
①:玄関内外の目地が完全にずれている
②:玄関ポーチとアプローチの間はキレイに合わせてある
気づかず施工してもらっていたら、毎日玄関扉を開けるたびにずれた目地が見えてしまい、家に帰る楽しみが減ってしまっていたかもしれません。
え、大袈裟ですか?
そこで施工当日、現場で調整をした結果がこちらです。
違いが分かりますでしょうか?
①:玄関ポーチのタイルを全体的に右にずらして、玄関内外の目地が通るように調整
②:玄関ポーチタイルとアプローチ平板の目地もちょうど半枚分ずらしたかったが、③の蹴込み(オーバーハング)部分が落ちないためにはこれ以上左に寄せられなかった。ただ、素材が異なるためズレはほとんど気にならない。
直前での調整でしたが、満足のいく出来栄えとなりました。
ウッドデッキ
横幅6m×奥行き2.4mの広々としたウッドデッキを設けました。
ウッドデッキの下は、土間コンか砕石が一般的ですが、ここは費用をかけて土間コン施工にしています。
というのも砕石敷きだと、将来的に雑草が生えてくる可能性があります。特に我が家は奥行きが広いので、雑草が生えてきても処理できないため、長年にわたってキレイな状態を保てるよう思い切って投資しました。
我が家のようにウッドデッキまわりの植栽や芝生をDIYするのであれば、ウッドデッキ施工時にあらかじめ気をつけておきたいと思ったのが「下地の高さ」です。
デッキ下地の高さは、最終的なお庭の高さの基準だと考えればよいかと思います。
基本的に水勾配は建物側を一番高くするので、デッキ下地を高めにしておかないと、機能的な水勾配がとれなくなってしまいます。
我が家だとざっくりと矢印の方向に水勾配をとるので、中心から外側に向けて少しずつ低く設定しています。
駐車場・アプローチ・ブロック・フェンスとの高さ関係から、水勾配が取れるのかを事前に業者にしっかり相談しておくことをオススメします。
我が家は粘土質土壌なので、排水経路は特に気にしておきたいポイントでした。
カーポートから玄関へ向かうアプローチ
1.3mの軒の出のおかげで、雨でも濡れずに玄関に入れるのがポイント。
このアプローチ沿いに、DIYで植栽や照明をつける予定です。
アプローチは、蹴込みなくてもDIYでカッコよくしてやるもんね♪
期待してるー!
ポストの設置
門柱や門扉をつけなかった我が家は、ポストは外壁に直接取り付けました。
ポストは、お高くてスタイリッシュなデザインのものもたくさんありますが、予算を抑えめで探していた時に、シンプルなこちらを見つけて購入しました。
ポストは自分たちで購入したほうが安かったので、施主支給として取り付けだけお願いしました。
外壁の色に溶け込むデザイン、そして門柱などもなくスッキリした玄関になりました。
外干しスペースのステップ
洗面所からそのまま外干しできるような間取り設計としておりますが、ステップ部分をコンクリで施工しています。
番外編:今後のDIY工事内容
今後の工事予定をお話します。ざっくりと、家周囲の東西南北に分けて4か所を行います。
イージーなものからご紹介します。
北側
すでに結構いい感じなのですが、土の高さを若干低くして防草シート・砕石で完成させます。
東側
雑草がやばいw
しっかりと使い道が決められていないスペースです。最初は芝生でもいいかと思っていましたが、費用や労力の面から、家庭菜園スペースor砕石が有力候補になりつつあるこの頃。
とりあえず、DIYで掘り返した土を集めては、ここに残飯処理のように置いていきます。庭の土がどれくらいあまる、または足りないのかハッキリしないので、東側を一番最後に施工することで、調整がきくようにしておきたいと思っています。
西側
家の正面でもある重要な部分。地味にやることめっちゃあります。
・地面が少し高いので、約10㎝ほど掘る
・防草シート
・砕石
・植栽・照明
・マスの高さ調整
広さがあるので、先が見えなくて怖い…。
南側
ウッドデッキからつながるメインのお庭。ここも広い&やること多いので、作業負担はハンパないことになりそうです。
・水勾配とりながら地面の高さを合わせる
・一部防草シート&砕石
・メインは芝生
・できれば植栽もやりたい
うん…頑張ります(死)
おわりに
今回は、外構業者にお願いした工事内容についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
250万円も払った約1か月に及ぶ工事だったので、なんだかんだ進んだ感じはありますが、実際の庭を見ると完成までの面影が全く見えないくらい道のりの遠さを感じます。
ここから自分たちだけでキレイなお庭が作れるのか!?ついにDIYデスマッチが幕を開けます。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!