こんにちは、ゆるみみです。
私は現在賃貸アパートに住んでおり、注文住宅を建てるために2021年11月に積水ハウスと請負契約しました。
様々な選択肢がある中で、どうして注文住宅を建てたいと思ったのか、ウッドショックやコロナ禍により価格高騰している今なぜ建てることを決めたのか、本記事の中で紹介していきたいと思います。
家族の暮らしに合わせた注文住宅は魅力的だけれど費用も心配
持ち家を持つ上で考えるべきデメリットってあるの?
こんな疑問にお答えしていきたいと思います。これから注文住宅を建てようか迷っている方の参考になれば幸いです。
具体例をもとに説明していくよ!
持ち家vs賃貸 どうやって選ぶ?
注文住宅を建てる前に、そもそも中古住宅や建売住宅を含め持ち家を持つのか、それとも賃貸住宅に住み続けるのかという大きな決断をすることになります。これを選択するためには、大きく①お金、②生活環境の2つの側面から検討することをおすすめします。以下にその理由をまとめていきます。
①お金
まず何よりも気になるのがお金の面です。
住宅金融支援機構の「2021年度フラット35利用者調査」によると、新築一戸建ての全国平均価格は約4,450万円、建売住宅は約3,600万円です(年々上がっていっています)。持ち家だと住宅ローンを借り入れてこれらの費用を毎月支払っていくので、毎月の支払いは多くなりますが払いきったら家賃的なお金は発生しなくなります。
一方で、住み続けている限りメンテナンス費用は定期的に発生するので、その分も追加の支出として算入する必要があります。SUUMOの「2022年戸建ての維持費調査」によると、メンテナンス費用(修繕費・保険・税金含む)は30年で約1110.8万円にも上るようです。
メンテナンス費用は盲点だったりするから要注意!
メンテナンス費用がかかりにくい会社にお願いするのも手だね
それに対して賃貸では、生活ステージに合わせて家賃レベルを気軽に変えられるというメリットがあります。ただ、老後もずっと払い続けないといけないので、一定額の支払いが生涯にわたって発生します。私が住んでいる愛知県の家賃相場(2LDK)は7.8万円(大和リビング平均家賃相場)なので、仮に50年賃貸に住むとするとそれだけで約4680万円がかかることとなります。
私たちのケースですと、現在賃貸暮らしで家賃は毎月約10万円ですので、50年住む計算で約7800万円(更新料2か月分/2年込)になり、簡易的に計算をすると46年間で家賃と持ち家の費用が逆転する形になります。
- 持ち家:総額4500万円(ローン金利含む)35年ローン、メンテナンス費用は10年に一度 1110万円÷3=370万円を計上
- 賃貸:家賃共益費 10万円、更新料2か月分/2年
持ち家vs賃貸での価格シミュレーションは多くのサイトで紹介されており、どちらが安いか結果はまちまちです。それぞれシミュレーションの条件が少しずつ異なっているので、どれがあなたに合った計算かはよく見極めるようにしてください。
今回の計算もあくまでも私たちの条件に当てはめた場合なので、一度ご自身の今の家賃や住みたい家の価格帯から計算されることをおすすめします。
②生活環境
今どういうライフスタイルで今後どういう生活を送りたいのか、仕事・家庭事情などでどのような環境で住むことになるかを考えることも大切です。生活環境については、幼少期から今まで自分がどのような環境で育ってきたかにも大きく影響されますし、それぞれの価値観が反映される部分です。一般的に、以下のような特徴があります。
持ち家 | 賃貸 |
---|---|
間取りにゆとりがあったり自由度が高い 家自体独立しているのでプライバシーが確保しやすい 老後までずっと同じ場所に住み続ける安心感 | 仕事や家族構成の変化に応じて柔軟に引っ越しができる 持ち家の相続トラブルや天災への不安がない |
近所トラブルに巻き込まれても逃げられない | 集合住宅ではプライバシーの確保が難しい |
私たちの場合、自分たちの生活音に対して過剰に心配をしてしまう夫に対し、妻は全く持って生活音を気にしない性格のため何度も衝突を繰り返してきました。持ち家に引っ越すことで生活音で衝突をすることがなくなるのでは、という期待もあり持ち家のほうが向いていると思いました。
新居では周りを気にせずに自分たちの時間を楽しめるね
広いキッチンを持てるのも魅力的!
注文住宅 vs 建売 どっちが合うかは人それぞれ
持ち家が欲しいと思ったら、次に直面するのが注文住宅を選ぶのか、それとも建売住宅を購入するかの選択です。それぞれ向いている人としては以下のようなポイントが挙げられます。
注文住宅 | 建売住宅 | |
---|---|---|
間取り・デザイン | 自由度が高くこだわれる | 汎用的、いい意味で80点 |
住宅性能 | 自由度が高い | それなりなことが多い |
時間・手間 | 時間がかかる | 手間は少ない |
価格 | 平均4,450万円 | 平均3,600万 |
注文住宅のメリットは何といっても間取りやデザインを自分の思い通りに作っていけることにあります。広いキッチンや開放的なリビング、趣味部屋やこだわりの壁紙など、自分好みに家をカスタマイズすることが可能です。一方で、建売住宅は一般的に人々が求める機能や過不足ないデザインでまとめられています。間取りやデザインに強いこだわりがないという人は、価格も抑えられ満足のいく持ち家を手に入れることができます。
私たちは祖父が土地を持っていたため、そもそも建売住宅という選択肢はありませんでした。ただもし土地がなくても注文住宅にしていたと思います。それは、家族が自然と集まる空間のある家づくりをコンセプトとして、広々としたリビングやスペースのあるキッチンを作りたかったからです。逆に、子供部屋や寝室は最低限の機能・広さで良いと考えていました。このようなメリハリのある間取りは建売住宅ではほとんど出ないため注文住宅一択だったでしょう。
私たちはなぜ「今」家を建てるのか
今まで話してきたようなことから、私たち夫婦は持ち家が欲しいという結論に至りました。お互い実家が注文住宅なこともあり、将来的にいつかは持ち家が欲しいと思っていたので意見は一致していました。ただタイミングとしては今すぐにでも家を建てたい夫と、数年後でいいと思っている妻で意見が異なり、何度も話し合いました。その時に次の2つのポイントで考えました。
住宅価格は二度と下がらない
ニュースなどではウッドショックやコロナ禍により住宅価格が高騰していると報じられていますが、実は価格高騰は今に始まったわけではありません。
住宅金融支援機構の「2021年度フラット35利用者調査」では、坪単価が2011年に平均72万/坪だったのが、2021年には平均95.2万/坪に高騰しています。この10年間で約1.3倍上がっていることになります。つまり、今この瞬間が住宅購入するのにほぼ間違いなく一番安いタイミングでしょう。持ち家の購入を迷っていたり、タイミングを悩んでいるならば、早く行動することほどいいことはありません。
持ち家がほしい気持ちの強さ
もう一つはなんといっても気持ちの面です。どれだけ人にとって魅力的なものでも価値が高いものであっても、買う本人が欲しいと思う気持ちがないとモノに価値は生まれません。
私の場合だとちょうど30代になり、周りの友人たちも家を建て始め、自然と持ち家を持とうか意識することが多くなりました。もともとYouTubeをよく見るので、家系の動画を探してみているうちに、自分でも持ち家が欲しいという気持ちがどんどん強くなりました。
子供が欲しいけど賃貸では窮屈そうだよね
結婚3年で貯金もたまってきたタイミングだったね
ゆるみみこははじめはあまり乗り気じゃなかったよね
YouTubeの動画を一緒に見てるうちに、私も家が欲しくなってきたんだ~
まとめ
持ち家vs賃貸、注文住宅 vs 建売を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。
私たちが最終的に出した結論は”注文住宅を建てる”でした。ただ、これがすべての方にとって最善の選択肢というわけではありません。大切なのは、自分たちがどのような生活が送りたいのか、住宅にどれくらいお金をかけたいかをしっかりと家族で話し合い、将来をイメージすることです。
記事の中で、私たちは今家を建てることを決め、今後価格は上がっていくと書きましたが、とはいえ家族みんなが納得した答えが出ていないならば急いで結論を出すべきではありません。人生の大きな選択となるので、家族でしっかりと話し合いどうしたいのか認識を合わせることが最も重要です。
本記事が、あなたの住宅検討のお役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!