こんにちは、ゆるみみです!
パナソニックのトリプルワイドIHについて、気になるけど実際どうなの?と思っている方も多いのではないでしょうか?
私たちが新築計画時にパナソニックのキッチンを選んだ決め手の一つは、トリプルワイドIHでした。
キッチンに溶け込むフラットなフォルムと、3口横並びの便利さが他社にはない魅力なんですよね。
そこで、実際に1年弱使用している私たちが実際の使用感や日々感じているメリット・デメリットをご紹介したいと思います!
控えめにいって最高の商品でした!後悔はないです。
HPや一般的に言われていることだけでなく、使ったからこそ分かったことを中心にお話します。
トリプルワイドIHを導入しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
・トリプルワイドIHを採用したいけど、実際の使い勝手が気になる
・どのIHクッキングヒーターにしようか迷っている
・トリプルワイドIHの良い面だけでなく、デメリットや注意点も知りたい
トリプルワイドIHとは
パナソニック製の横並びの3連IH。
特徴ある見た目が印象的ですよね。
パナソニック製だけに、パナソニックキッチンのみに対応しています。
対応シリーズは「ラクシーナ」と「Lクラス」のふたつ。
我が家ではLクラスを採用しています。
トリプルワイドIHをぜひとも採用しようと、パナソニックキッチンにする人もいるほど根強い人気があります。
サイズ
横幅900㎜のトリプルワイドIH。
通常のキッチンよりコンロの占めるスペースが広いですが、キッチンは横幅が最小1950mmから対応しています。
コンロ手前に約16.5㎝のスペースがあるのも特徴的です。
4連IHの「マルチワイドIH」やガス3連の「トリプルワイドガス」といったラインナップもあります。
カラーバリエーション
シルバー、シャンパンゴールド、ブラックの3色展開です。
ブラックは2種類あって、それぞれ操作盤の色が違うんだね。
我が家では天板を黒系の「玄昌ブラック」にしたので、合わせてブラック天板かつブラック操作盤にしています。
使用中は、「光るリング」が赤色に光るので分かりやすいです。※石目調ブラックにすると光るリングなし
値段
定価で税込み439,780円(2023年9月時点)となります。
石目調ブラック天板にシルバー操作盤は約5万円安くて、税込み373,780円です。
実際にはキッチン一体で見積りが出てきますし、メーカー割引もあるので、コンロの値段を気にする機会はなかったです(笑)
トリプルワイドIHの機能
トリプルワイドIHは横並びで使いやすいだけでなく、豊富な機能も魅力です。
豊富なスイッチ操作
通常のコンロと同じように、トリプルワイドIHも真ん中の火力は弱めです。
これに伴い、左右は9段階で火力調整できますが、真ん中は6段階となっています。
左右はスイッチの機能も充実しています。
左:炊飯、焼き物、タイマー
右:湯沸し、揚げ物、タイマー
重宝しているのはタイマー機能です。
1分刻みにはなりますが、時間がくると自動で火が切れる優れモノです。
煮込み料理やゆで卵は、 タイマーしかけて放置♪
換気扇連動スイッチ
一応スイッチ操作盤で換気扇をオンオフできます。
が、パナソニック製キッチンではコンロのオンオフに連動して換気扇も自動でオンオフになるモデルがあります。
そのため我が家では基本的にスイッチは使っていません。
取り外しもできるのですが、特に必要性は感じてないですね~。
調理後もしばらく回って勝手に切れてくれるので便利~♪
チャイルドロック
トリプルワイドIHの操作盤はプッシュオープン式で、天板面よりやや低い位置にあります。
そのため、子供が小さいうちから手が届く可能性が高くなります。
そこで一番右にあるスイッチでチャイルドロック機能オン。
主電源をつけても、ロックを外さない限り電源はつきません。
グリルパンつき
魚焼きグリルがない代わりにグリルパンがついてきます。
まだ試せていないのですが、優秀との声があちこちであるよう。
魚はオーブンレンジで楽して焼いちゃう(笑)
収納
本来魚焼きグリルが入るスペースには、浅い収納がつきます。
もっとも火元に近いので何かと便利で、シンデレラフィットのトレイ(写真左側の黒いトレー)もついてくるので最高です。
菜箸やフライパン取っ手、背の低い調味料などを収納。料理中のかゆいところに手が届く収納!
トリプルワイドIHのメリット
使用者しか分からない細かい部分も含め、たくさん共有したいと思います!
①段差レスで掃除楽、キッチンとの一体感◎
天板とIHが約1.9mmしか段差がなく、フルフラットでとっても使いやすいです。
真横から見るとフルフラットがよく分かる!
実際にフルフラットが生きている場面は以下のとおり。
・吹きこぼれても、段差のおかげで広がらない
・卵を枠内に安心して置ける
・揚げ物カバーを置きやすい
・お皿や鍋を段差を気にせず置ける
他社のどのIHよりフルフラットで使いやすいと信じ込んでいますが、しいて言うなら天板とIHの間に数ミリの目地があり、そこに汚れが溜まりがち。
さっと拭いたら取れますが、経年劣化が心配なところです。
段差レスなのでかなりマシだとは思います…!
IHが段差レスなのもあいまって、IHが気にならずキッチンに溶け込むのも気に入っています。
②3つのIHが同時に使える
中央もIHなのも大きなメリットです。
当たり前でしょ?と思ったみなさん、違うんですよ。
3口IHヒーターとして売られているものの多くは、中央がラジエントヒーターなんです。
ラジエントヒーターは簡単にいうと電熱線で熱するタイプで、通常のIHとは発熱方式が異なります。
メリットは比較的安価ですが、以下のようなデメリットにも注意が必要です。
・天面が直接熱くなる
・IH専用フライパンが使えない(オールメタルのフライパンが必要)
・熱効率が悪く、電気代は高くなる傾向
一方、トリプルワイドIHはすべて同じIHですし、中央IHも横並びなので3つ全てを活用しやすく良いことづくし。
真ん中は火力が弱めなので卵焼きや、左右両側使っているけどスープも温めたい!みたいなときに補佐的に使うことが多いです。
③手前の作業スペースがよい
トリプルワイドIHでは、手前に約16cmの作業エリアがありますが、これが思った以上に使いやすいです。
手前に調味料を並べたり、お皿を近づけてよそったり、作業スペースがあるかつフルフラットのおかげで、作業効率はかなりUPします。
④操作スイッチを収納できる
普段はしまっておけるので、見た目がかなりスッキリします。
⑤便利すぎるプッシュオープン式収納
前述の通り大活躍している収納。
調理しているときにIHとほぼ同じ目線のまましゃがまずに使えるので、とても助かります。
手がふさがっていても、手の甲やひざで開けられるのもGood!
一方、ラッチが両サイドについていて、隅を押して閉めてしまうと片掛かりになることで、次回スムーズに開かないことがありました。
パナソニックの担当者に問い合わせたところ、裏側のねじを調整すれば直ると教えてもらって改善しました!
⑥アイランドだとカウンターから排気口がなくせる
アイランドキッチンを選ぶと、キッチン足元から排気を行えるため、カウンターに排気口が出てこなくなります。
食材が落ちたり油が飛んだりする排気口の掃除がなくなるなんて最高!
我が家はII型キッチンでIHが背面キッチンについているので、残念ながら排気口はなくせませんでした。
壁付けだと排気するためのスペースがとれません。
排気口には、汚れ防止のためTowerの排気口カバー(90㎝タイプ)を使っています。
3連IHは横幅が長いため、選べる商品はほぼありません!キッチンにもなじむ色合いで、しっかりカバーしてくれる優れものです!
排気口が直接汚れることはないですが、料理のたびにカバーを拭いているので、排気口自体ないのは羨ましいですね(笑)
トリプルワイドIHのデメリット
トリプルワイドIHを実際に使っていて感じるデメリットや、事前に知っておいたほうがいいことを書きたいと思います。
①魚焼きグリルがつけられない
慣れている人にはデメリットに感じるかもしれません。
ただ、グリルは洗うのが大変というのもありますし、専用グリルパンがあるので、個人的に全く気にならないです。
むしろグリルの代わりに収納があるのが便利すぎ!
②交換時にトリプルワイドIHしか選べない
サイズが特殊なので、一生他のIHへの浮気は許されません。
気に入ってる!という方も、トリプルワイドIHしか選択肢がないということは、万一販売終了したときに困る可能性があるということは頭の片隅に置いておきましょう。
…といっても、2008年発売からすでに10年以上のロングヒット。
パナソニックといえばトリプルワイドIHというくらいの主力商品です。
販売終了する可能性自体低く、仮に販売終了しても補給部品・交換部品は残るなど、ユーザーが困らない対応にはなると予想されます。
③大きな横幅スペースが必要
IHだけで90cmあるので大きいですが、フルフラットでIH上も作業スペースとして使うことができます。
むしろ作業スペースが広く感じます!
通常の3口IHより手前に作業スペースがとれることも考えると、広々と料理できて快適です。
④スイッチ操作盤が出ていると邪魔になる
プッシュ式のスイッチなので、立っているとちょうどおなかに当たります。
そもそもIHが少し奥まっているので、スイッチが出ているとIHとさらに距離が空いてしまいます。
キッチンにもたれて料理したいときもしばしば…。
だからといって、料理中はスイッチをしまったとしても、オンオフや火力調整で頻繁に操作するので結局出していないと不便なんですよね~。
⑤タイマー機能があと一歩
スイッチ操作盤にあるタイマー機能。設定すると、タイマー時間がくると自動的に消火します。
非常に使いやすいのですが、欲を言えば点火を維持したままタイマー通知してくれる機能があればもっとうれしいです。
その時点の麺の固さを見たいだけのときとかあるじゃないですか!
普段のトリプルワイドIH使い方
我が家はIHの左側すぐに冷蔵庫を置いているので、強い火力が必要だったり、油やソースがはねるような料理は一番右側で行います。
真ん中は火力がそれほど必要ないスープでしばらく置いておくことが多いです。
2口しか使わないときには、大体火力が弱い真ん中を空けておきます。
IH手前や隣の空いたスペースは、広々しているので使う調味料を無造作に出してしまいます(笑)
気にせず広げて開放的に料理できるのは、ノーストレス!
料理ができたら、おなじようにスペースを活用してお皿によそっていきます。
段差がなくお皿を鍋の真横まで持っていけるので、こぼれにくくキレイに使えます。
おわりに
今回は、トリプルワイドIHについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
とっても使いやすく、料理が楽しくなること間違いなしのオススメIHです。
トリプルワイドIHに対する口コミはかなりいい評判をよく見かけますが、1年ほど使って完全に納得です。
本記事が、みなさんのキッチン選びの参考になれば幸いです!
また、この他にもパナソニックキッチンについて多くの記事を書いています。
後悔ポイントやこだわりぬいた仕様など、知っておきたい情報をまとめました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!