こんにちは、ゆるみみです!
本記事では、前回に引き続きゆるみみキッチンのこだわりについてお話したいと思います。
前編、後編と以下の内容についてお話します。
・キッチンの要望
・なぜLクラスを採用したか
・こだわりポイント
-レイアウト(Ⅱ型アイランドキッチン)
-サイズ(奥行き・横幅・キッチン間の通路幅)
-天板(種類・厚さ)
-キッチン扉
-取っ手
・こだわりポイント
-シンク
-食洗器
-収納
-水栓
-IH
-油跳ねガード
-レンジフード
-タイル・飾り棚
-照明
前回の記事を読んでいない人はぜひ見てみてね♪
私たちのキッチンはデザインにかなり重きをおいていますが、ポイントは「引き算」です。
見せたい部分を絞り、他は引き立てるようにデザインします。「全体バランス」を常に意識します!
このキッチン作り後編では、細かい部分についての話しがメインとはなりますが、隅々までこだわりつくしているのでこれからキッチン作りをする方の参考にしてもらえたらうれしいです!
キッチンのこだわり
それでは前回に引き続き、早速こだわった部分を紹介していきます!
①シンク
汚れや傷がつきにくい、掃除も簡単な「スゴピカ素材」を使ったラクするーシンクを売りにしています。
このシンクとカウンターで段差がない形状は、汚れがたまりにくく嬉しいポイントです。色はシンプルな白としました。
一歩間に合わなかったのですが、今までホワイト・ベージュ・グレーで3色選べたところ2022年夏モデルからブラックが新色として発売されました。
我が家の天板は黒なので、シンクまで黒で一体感を出すと最高にカッコイイのではと頭をよぎりましたが、黒は水垢汚れが目立つのでメンテナンス性を考えると悩ましいですね。
ブラックは追加料金です…
②食洗器
食洗器は夫婦で意見が割れたところです。
共働きだったら食洗器は必須でしょ!
アメリカでのキッチンに付いてたけど使ってないじゃん…
便利家電にはどんどん投資をして家事を楽したいゆるみみと、そんなことに興味のないゆるみみこの冷戦が勃発。
最終的には、値段やサイズで落としどころをつけてパナソニックの45cm深型(上面操作仕様)にしました。
操作盤が全く表に出てこないフル扉材仕様を選びたい気持ちはありましたが、定価で+約7万円もしたため我慢しました。ただ、キッチンコンセントを操作盤すぐ横に設置することで、できる限り異物が一か所にまとまり美しく見えるように配慮しました。
実ははじめは圧倒的な評判のミーレを検討していたのですが、営業A氏に相談すると2022/6時点ではパナソニックではミーレを入れることができないと言われました。
ミーレを入れる業者が撤退したとかなんとか言ってた記憶が…
同時期にミーレを入れている人もいるようなので地域、業者に左右されそうです
リクシルのリシェルSIはミーレ対応ですが、メーカーを変えるほどの優先度ではなかったので諦めました。
参考までに、リシェルSIでミーレを採用すると、配管の関係で食洗器横の収納が引き出しではなく30cm開き扉になると言われました。もともとキッチンの収納が限られている場合は、収納量が減りすぎてしまわないか要チェックです。
③収納
まずはシンク側からです。
横幅については左から600㎜、450㎜、1050㎜としました。一番左はゴミ箱スペース、中央は食洗器になります。ゴミ箱と食洗器でそれぞれ必要な横幅を計算し、余った部分が1050㎜となるわけですが、あまり分割しすぎても使い勝手が悪いため、一番右の棚は十分な広さを取った設計としました。
ゴミ箱については、シンク側に置くことでダイニングテーブルやLDKから見えるのを防ぎました。
見た目的には収納棚の中に隠してしまうのがキレイですが、ゴミを捨てるたびに棚を開ける必要があるのでズボラな私たちの場合絶対開けっ放しになると予想。
そのため、キッチンのオプションのゴミ箱キャビネットか、完全オープンにしてゴミ箱を置くかの2択でした。
ゴミ箱キャビネットは、結局引き出さないと捨てられない上に容量は最大36Lまでのものしか入りません。3~4人家族の一般的なサイズは30〜45Lといわれており、実際に45Lの商品もたくさん出ています。
なので36Lまでという制約ができるよりは、好きなサイズのゴミ箱を置いて引き出さずにゴミを入れられる、捨てやすさ重視でシンク下オープンを選びました。シンク下オープンでは、画像では上に1段分収納がついていますがなくすこともでき、私たちはなくすことでより捨てやすさを追求しました。
シンク下の収納は、下から2段目は写真のように3種類から選ぶことができます。ここでも、横幅と同じように分割しすぎると入れるものが限られてしまうと考え、写真左のシンク下スライドを採用しました。
大は小を兼ねるはず!!
ただ、細かい調味料が多い方や小さな収納棚を作っていない方は、細かい収納があることで便利な面もあるので全体的なバランスを見ながら配置してください。
さて、コンロ側です。
横幅は左から1050㎜、900㎜、900㎜、500㎜としました。
Ⅱ型キッチンで収納が広いので、基本的には「大は小を兼ねる」で一つ一つ大きくとっています(笑)
コンロ下の横幅は、ワイドコンロでは選択の余地なく1050㎜となります。扉一体型と分割タイプがありますが、ここも大きくとれる扉一体型を採用。
シンク下やコンロ下の棚には細かいものをしまうためのホルダーはいくつかついてくるよ!調味料用のホルダーもあるので便利♪
横幅900㎜の収納を2つ連続で並べましたが、1列の分け方を3段と4段で変えました。鍋など深いものを入れるスペースを作りたかったためです。
ちなみに、こまごまとした食器類は上のほうが取りやすいと考え、鍋は一番下の段としました。
地味に一番下の段から食器をとるのって大変だよね…
パナソニックの担当者の話でも、一般的に鍋は一番下がオススメとのことです!
④水栓
スリムセンサー水栓浄水器一体を選びました。
見た目については、スタイリッシュでカッコいいグースネックにまず絞りました。
2022年春時点では、選べるグースネックは自動水栓のありなしで主に2種類となります。
自動水栓はなくてもいいかな
いやいや、一日に何回も使うから便利度が段違いだよ。絶対入れるぞ~!
意見は割れたものの結局「自動水栓あり」に流れ、最後に浄水器一体型にするかしないかを話し合いました。
浄水器を別でつけると水栓が2本になってしまうので、シンクをすっきり見せたいのもあり浄水器は一体型にしました。
スリムセンサー水栓の浄水器ありなしでは定価約6万の差額だよ
ここからは参考情報ですが、2022夏モデルからミンタ・ラウンドネック水栓、ミンタ・スクエアネック水栓が追加されました。
とくかく見た目がスタイリッシュで、当時選べたのであれば選んでしまっていたかもしれません。 夏モデルには自動水栓機能はなかったのですが、2022年11月には自動水栓モデルもリリースされているので、これからLクラスのキッチンを検討される方は一度見てみてください。
値段も従来のグースネック水栓とほぼ同等!ただ、上記写真のブラックを選ぶと高くなります
⑤IH
トリプルワイドIHという3口IHが横並びになったタイプにしました。この3連IHはパナソニックしか選べません。
私たちは普段からそれほど熱心に料理するタイプではないので、正直IH2口でもいいかな~と考えていました。ただ、IHに限らずですがメーカーは一番多く出る型番・タイプの商品を安く出せる仕組みがあります。そのため、IH2口はあまり数が出ないので逆に3口よりも値段が高くなります。
どのメーカーでもこういったことはあります
3口で一般的なのは手前に2口、奥に一口IHがついている形ですが、これだと奥のIHは使いにくくほとんど使わなくなってしまうんですよね…。
なので、横並びで2人並んでも広々と使えるトリプルワイドIHはかなり魅力的でした。
作り終わったスープを置いておくにも、3連IHだとどこでも置きやすい&邪魔にならないね♪
さらにこのIH、カウンターとIHの段差が約1.9mmと隙間がほぼなく掃除がしやすいというメリットも。
こういう地味な段差ってゴミがたまりやすく掃除しにくいので個人的に大敵なのですが、ここまでの段差レスキッチンは他にありませんでした。
IHのすぐ後ろに排気口が出てくるので、 こちらはデザインがシンプルなTowerの排気口カバーを購入する予定です。
機能性・デザインで人気の商品です!
実質、3口コンロ900㎜の横幅に対応した排気口カバーは現状これしかないよ
⑥油跳ねガード(不採用)
冷蔵庫とIHが隣になってしまうので、油跳ねガードで冷蔵庫を守ろうと思いましたが設計士からは見た目上ないほうがいいと却下。
私も全力で反対!!
天ぷらなど油が飛びそうなものは都度市販の油跳ねガードを使うことで対応予定です。
⑦レンジフード
見えないところは気にしない私たちズボラ夫婦にとって、レンジフードの掃除は何年も放置してしまいそうな危険ポイントです。家事はある程度お金をかけて楽しようということで、自動おそうじファン付きの「ほっとくリーンフード」を検討していました。
なんと10年間ファン掃除がいらないんです!
ただ、ショールーム見学で担当者から今の間取りや天井高が影響して「ほっとくリーンフード」をつけることが難しいという衝撃発言が。結果、「スタイリッシュフード」という仕様を選択しました。
検討している人は早めに確認したほうがいいね。掃除はゆるみみよろしくね!
メンテナンス大変だけど、が、がんばるぞ~!
色はキッチン壁のタイルが白っぽいので、これに合わせてICさんと相談の上シルバーとしました。
キッチンが黒だとレンジフードも黒を選んでしまいがちですが、全体のバランスや実際にレンジフードはどのあたりに設置されて何色にしたら上手く溶け込んでくれるのか、を考える必要があります。
⑧タイル・飾り棚
当初見積もりに入っておらず予算増となったのがキッチンタイルです。
キッチンパネルは見た目がかなりシンプルで無機質な印象となるので、ICさんが持ってきたタイルサンプルを見たときからすぐにデザイン性でタイル一択でした。
ICさんがリーズナブルなのにデザイン性が高い”高見えタイル”を5種類ほど提案してくれてその中で選びました。
キッチンの扉材でグレーの柄入りとなるので、できるだけケンカしないようシンプルなものでありながら、カップボード側の壁一面タイルになるので上質な空間を作れるきれい目なタイルを採用しました。
タイル単体で考えるのではなく、タイルを貼ったときにキッチンとの組み合わせで最も美しく見えるのはどれか、っていう視点で考えたよ
飾り棚はSNSでおしゃれな写真がたくさん出てきたので、はじめは憧れを抱いて要望していました。
ただ、タイルを採用すると決めてからはタイルを目立たせるため、できるだけ余分なものはなくしキレイなタイル面を全面に見せるという贅沢もありだと考え思い切ってなくしました。
イメージをCGで見せてもらったけど、広いキッチンに対して飾り棚が少し小さく見えたなぁ
ここも、各パーツの好みだけでなく全体のバランスで考えたよ
⑨照明
カップボード側の作業スペースで、ダウンライトだけでは少し暗い場所があり、スポット的に手元を照らしてくれる照明をつけました。
照明一つとっても結構難しく、必要な場所をほどよく照らしてくれるためには、設置場所・個数はどうするか、どんなデザインのものがいいかICさんと相談しました。
結果、写真の角度を自在に変えられるシンプルな照明を採用。これならキッチンの空間を壊さずに、さりげない存在感でキッチンの雰囲気にも合っています。
こんなものにも全力で素敵な提案をしてくれるICさんに感謝!
おわりに
以上、ここまでが私たちのキッチンのこだわりポイントになります。
最終的に出てきた見積額はなんとタイル含んで270万円(値引後)!!こだわるところはこだわり、抑えるところは節約したメリハリプランとしていますが予算175万円に対して大幅にオーバーしました。
これだけいろいろと考えたので決めるのはすごく大変でしたが、その分満足のいくものができあがり、今は実際にキッチンをこの目で見るのが楽しみでなりません!
またキッチンを使い始めたら、実際に使い心地はどうなのかをレビューしてみたいと思います。
本記事が、あなたのキッチン作りのお役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!