こんにちは、ゆるみみです!
新居の照明、みなさんはどのように決めていきますか?
なんとなく提案されたまま採用…
照明は後回しで…
そんな方も多いのではないでしょうか。
実は照明は家のオシャレさを左右する重要項目です。さらには、ゆったり落ち着ける空間づくりにも大きく影響します。
たかが照明、されど照明…!
今回は、照明だけのためにショールームに見学し、何度も打ち合わせを重ねた私たちの照明計画についてお話したいと思います。
一番こだわったのはなんといってもリビング空間なので、リビングまわりの照明を中心にお話しします。
みなさんの家づくりの参考にしていただければうれしいです。
・照明の明るさにはメリハリを。光源はできるだけ隠す!
・リビングの木質天井を最大限生かすため、照明の数を減らし天井に掘り込み
・間接照明を利用して天井高・天井材を切り替え
そもそもどうして照明計画は重要なのか
照明の役割はもちろん明るく照らすことが挙げられますが、それだけではありません。光の色や形、広がり方によって与える印象は大きく変わってきます。
2022年にパナソニックが行った調査では、「あかり上手」な人の98.7%が照明の光にこだわることで「QOLがアップする」と回答していることからも、照明計画は生活の質に直結しています。
情報収集しながら「照明が家での居心地を大きく左右する」ことを学んだため、照明はかなり慎重に検討しました。
実際に、あまり深く考えず後悔している人が多いポイントの一つでもあります
そんな私たちが大切にしたポイントをご紹介します。
①必要なところに必要なだけ明るさを
一般的に、くつろげる空間にはある程度の暗さがあったほうが心が落ち着くといわれています。一方で、必要なところで暗さを感じるとストレスにつながります。
我が家の場合だと、洗面台やキッチンまわりにはきちんと明るさをとれるように設計してありますが、リビングでは不必要に明るくなりすぎないよう、自分たちに適した明るさを追求しました。
②光源は見えないように
直接光源から光が差し込むとまぶしく感じますし、照明の存在感が目立ちすぎてしまいます。
代表的なところでは、間接照明を取り入れて柔らかな光で空間を包みようにする手法も一案です。
③家族の明るさの感覚を合わせる
明るさの感じ方は人それぞれで、家族であっても好みが同じとは限りません。そんな中でも照明は日々使うものなので、家族全員が快適に感じる明るさにしなければ、毎日ストレスを感じることになりかねません。
私たちでいうと、夫ゆるみみは暗めの空間が好みな一方で、妻ゆるみみこは部屋全体を明るく照らしたい派でした。
どんなことをするときにどれくらい明るさが欲しいのか、実際にどのくらの明るさがあれば「明るい」と感じるのか。夫婦で話し合うだけでなく、実際の明るさを体感しながらお互いの感覚を合わせることを大切にしました。
我が家の照明計画 の考え方
パナソニックでは照明の専門家が住宅全体の照明計画を提案してくれる「あかりプラン」と呼ばれるサービスを提供しています。
「あかりプラン」はオンラインでも申し込めますが、私たちはハウスメーカー側で申し込みされてました!
ゆるみみ家は「あかりプラン」の提案内容をベースとしてパナソニックの担当者とICさんで照明計画を検討し、私たちのテイストに合うようにオリジナリティを加えて提案してくれました。
ダウンライトのサイズや色、配置に細かな配慮がある提案で、ICさんの腕が光っていました!
照明計画のポイント(リビング・玄関)
ここでは、私たちが特にこだわった3点について詳しくご説明します。
①リビングのダウンライト
②リビングの間接照明
③玄関のグレアレスダウンライト
①リビングのダウンライト
私たちは家族が集まってゆったり過ごせるリビングになるよう、LDKにはかなりこだわった空間づくりを徹底してきました。そのため、その空間を壊さない、むしろ引き立たせるような照明づくりを慎重に進めました。
ポイント①木質天井を最大限生かすために数を絞った照明空間
私たちは朝日ウッドテックの「the wall」という木質天井を採用しました。そのため、木目を最大限キレイに見せるためにも、できる限り照明の数を減らせるよう検討しました。
欲をいえば天井照明はゼロにしたかった…。間取り的に厳しかったのですが、初めから要望していればできたかも、と少し後悔が残ります…。
照明計画では一般的に、100W電球1つで2畳分の明るさといわれています。
パナソニックの「あかりプラン」では、リビング16畳(※キッチン部分除く)の空間に100W電球12個、つまり24畳分の明るさで提案を受けていました。ただ、平均より明るめということもあり、ICさんからは木質天井を際立たせるために電球8個(=16畳の明るさ)に減らすこともいいのではとの提案が。
暗いほうがのちのち気になって不満につながりやすいため、明るめで提案することが多いのだとか。
特に私は明るいリビング空間が好み。減らすのはかなりためらいが…
照明の感じ方は人それぞれ。せっかくのマイホームなのに照明の明るさでストレスを感じてしまっては本末転倒です。
ここで活躍するのがパナソニックのショールームです!実際にさまざまな明るさを体感できるモデルルームが設置されており、明るさを決める大きな助けとなります。
ショールームの中でも、「住宅照明」を取り扱っている店舗のみなので注意!
ショールームでは、上の写真のようにいくつもの照明が設置された部屋があります。家の間取りと照明計画を持っていけば、スタッフさんが照明を組み合わせて疑似的に明るさを見せてくれるので、実際の見え方を事前に確認できる機会として活用できます。
私たちもショールームで明るさを体感し、100W電球8個分(=16畳の明るさ)で問題ないと判断しました。
個人的にはもっと減らしたかったけど、ゆるみみこの好みも考慮して8個に。そのかわり調光機能を取り入れ、リラックスタイムには明るさをしぼれるように♪
また、リビングの一角にスイッチ連動コンセントを設置し、スタンドライトを置いて明るさを調整できるようにしました。
必要に応じて明るさを取り入れられ、夜は間接照明+スタンドライトのみ(ダウンライトなし)で落ち着いた空間にできる効果をねらっています。
ポイント②ダウンライトの配置は集中配灯
照明の配置には、大きく集中配灯と分散配灯に分けられます。
集中配灯:ダウンライトをできるだけまとめて配置
分散配灯:ダウンライトを天井面にランダム・ばらばらに配置
好みもありますが、私たちは木質天井を生かすため照明としての存在はできる限り目立たないようにしたかったので、「集中配灯」で照明がまとまって見えるようにしました。
それだけでなく、ダウンライトの存在感をさらに消すために、横並びの照明を2つセットで天井に掘り込みました。 これにより、遠目から見たときの天井の美しさがぐっと上がりました。
ポイント③ダウンライトの位置
ダウンライトの設置位置は、部屋の中心ではなくて窓サッシのラインに合わせて直線美を作り出しました。
ベランダからつながる軒裏にはデッキ照明が2つありますが、実はこのデッキ照明も同じライン上に設置しています。
さらに、ダウンライト位置がちょうど木質天井幅の真ん中になるように、天井材の位置を微調整しています。
細かい部分ですが、完璧に調整された美しいラインの照明となり大満足です!
また、キッチン空間でも木質天井を採用していますが、ダイニングライト(ペンダント照明)、キッチンダウンライトの位置も天井の木目センターにくるように配置しています。
②リビングの間接照明
リビングでは一部間接照明も採用しています。
間接照明もリビングのダウンライトを減らしながら明るさを確保するのに貢献していますが、それ以外にも2つの効果があります。
ポイント①玄関からの見え方
玄関から入ってすぐにリビングが登場するゆるみみ家。玄関入ってすぐ正面に大胆にリビング部分の間接照明を導入しました。
間接照明だけ見えていると、その奥には何があるんだろう?と興味をかきたてる効果がありますし、奥行きを感じられるので広く見えます。
ポイント②天井の切り替えを実現
リビングは壁がない子供部屋(将来的に独立した部屋を検討)と廊下に隣接しています。
ここで問題になってくるのがどこで木質天井を切り替えるか、です。
子供部屋や廊下ではさすがに木質天井いらないよね~
そこで間接照明を取り入れることで、天井に2種類の材質を段違いに設置し、違和感なく通常のクロス天井への切り替えを実現しました。ここで間接照明をきれいに見せるために天井の高さもリビングの天井高270㎝から240㎝へ変えています。
設計士のアイディアにただただ感激です。
③玄関のグレアレスダウンライト
玄関では少し奮発してグレアレスのダウンライトを採用しました。
グレアレスとは?
人の視線、仰角を考慮し、発光部ができるだけ視界に入らないよう、カットオフアングルを40°に設計。グレアレス、すなわち不快なまぶしさが発生しない「目にやさしい」光です。
遠藤照明公式HP
気持ち的には家のすべてのダウンライトをグレアレスにしたかったですが、さすがにコストが(泣)
玄関でグレアレスライトを導入した主な理由は2つです。
ポイント①ポーターズペイントの美しさを際立たせる
私たちは玄関入ってすぐ正面の壁をポーターズペイントで塗り壁にする予定です。
ポーターズペイントは、DIYで塗れる内装・外装ペイントです。
色合いがとってもキレイ!実際にペイントしたらまた記事にします♪
こだわりの壁をキレイに見せるために、照明は光源が見えにくく存在感の少ないグレアレス一択でした。
壁につけるオシャレなブラケットライトにも惹かれましたが、自分たちでペイントすることを考えると、養生のハードルの高さから選択肢には入れませんでした。
ポイント②壁面からの距離
キターー!細かすぎるこだわり!
ダウンライトと照明の距離なんてどこもそんなに変わらない、一番明るく照らされる場所が良い、と思ってしまうのですが、実は壁の照らされ方はけっこう違いが出る部分です。
大光電機のカタログには、ダウンライトと壁の距離ごとによる光の見え方や、角度ごとの見え方が細かく写真付きで載っています。
カタログを参考にして、照明をつけたときに壁をハッキリとした光で照らしたいのか、ふんわりとした光で照らしたいのかなど、どのような雰囲気にしたいかで距離を検討しました。
私たちは、壁全体にぼんやりとした明るさを落としたかったので、少し距離をとってハッキリと光が当たりすぎないようにしました。
おわりに
私たちの照明計画について書いてきましたが、いかがでしょうか?
どうしても後回しになり適当に決めがちな照明ですが、見せ方で部屋の印象は本当に変わります!オシャレな空間、くつろげる空間を実現しようと思ったら、ぜひ照明も納得できるものを検討して選んでみてください。
それでは、本記事の内容を振り返ります。
・照明の明るさにはメリハリを。光源はできるだけ隠す!
・リビングの木質天井を最大限生かすため、照明の数を減らし天井に掘り込み
・間接照明を利用して天井高・天井材を切り替え
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
本記事が、みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。